NAS DiskStationの導入 #4 デバイス(DS1520+)のDSM

前回の投稿で、DS1520+にHDDの取り付けとDiskStation Manager (DSM)のインストールを行いました。今回は、DSMのメインUIの確認をしたいと思います。

DSMへの初回接続

SynologyのNASは、管理ソフトウェア(OS)に、DiskStation Manager (DSM)を利用しています。WEBブラウザーでNASの設定画面に接続することは、DSMの設定画面に接続することを意味します。

DSMをインストール後、初めてDSMに接続すると、いくつかの情報が表示されます。

スマートアップデート

まずは、「スマートアップデート」についての情報です。「スマートアップデート」は、DSMのアップデートがあった場合に、通知や自動更新をすることができます。デフォルトでは通知のみになっているようです。内容を確認したら「了解」ボタンをクリックします。

DSMへの初回接続 (スマート アップデート情報)

デバイス分析

次に、「デバイス分析」の機能と有効化に関する情報です。内容を確認し、「デバイス分析」を有効にする場合は「あり」ボタンをクリックします。後でもう一度判断したいときは、「後で私に通知」ボタンをクリックします。有効化したくないときは「いいえ、結構です!」ボタンをクリックします。

DSMへの初回接続 (デバイス分析)

エリアの説明(チュートリアル ツールチップ)

「スマートアップデート」、「デバイス分析」の内容確認が終わると、DSMのデスクトップ画面が表示されます。ただし、初回接続のときは、各エリアのチュートリアル ツールチップが順番に表示されます。

  • チップ1: ビルトインやインストールしたパッケージには、すべてメインメニューからアクセス!
  • チップ2: パッケージセンターには充実のアプリケーション!
  • チップ3: コントロールパネルには別の設定もあります。
DSMへの初回接続 (機能説明ツールチップ1、メインメニュー)
DSMへの初回接続 (機能説明ツールチップ2、パッケージセンター)
DSMへの初回接続 (機能説明ツールチップ3、コントロールパネル)

DSMのデスクトップ画面

ツールチップの表示が完了すると、DSMのデスクトップ画面が表示されます。初期状態では、デスクトップ画面には、「システムの健康状態」と「リソースモニター」が表示されています。

次に、チュートリアル ツールチップにあった説明の各部分を順番に確認します。

メインメニュー

左上のメインメニューをクリックすると、下記のようなメインメニューが表示されます。

DSMのメインメニュー

現時点では、DSMのインストール直後では、以下の項目があります。

  • コントロールパネル
  • EZ-Internet
  • DSMヘルプ
  • パッケージ センター
  • リソース モニタ
  • ストレージ マネージャ
  • ログ センター
  • セキュリティ アドバイザー
  • サポート センター
  • iSCSI Manager
  • File Station
  • Universal Search
  • OAuth Service

パッケージを追加すると項目は増えるものと思われます。

パッケージセンター

パッケージセンターの画面は後程、詳細に確認しますので、ここでは省略します。

コントロールパネル

デスクトップ画面上の「コントロール パネル」のアイコンをクリックすると、以下の画面が表示されます。

DSMのコントロールパネル

右上にはモード切替のリンクがあり、「上級者モード」をクリックすると、下記の画面ようにさらに項目が増えます。

DSMのコントロールパネル(上級者モード)

現時点では、DSMのインストール直後では、以下の項目があります。

  • ファイル共有
    • 共有フォルダ
    • ファイル サービス
    • ユーザー
    • グループ
    • ドメイン/LDAP (上級者モードのみ)
  • 接続性
    • QuickConnect
    • 外部アクセス
    • ネットワーク
    • DHCP Server (上級者モードのみ)
    • セキュリティ(上級者モードのみ)
  • システム
    • 情報センター
    • テーマ
    • 地域のオプション (上級者モードのみ)
    • 通知
    • タスク スケジューラー (上級者モードのみ)
    • ハードウェアと電源 (上級者モードのみ)
    • 外部デバイス (上級者モードのみ)
    • 更新と復元
  • アプリケーション
    • 特権 (上級者モードのみ)
    • アプリケーション ポータル (上級者モードのみ)
    • サービスにインデックスをつけていいます
    • 共有フォルダの同期 (上級者モードのみ)
    • 端末とSNMP (上級者モードのみ)

パッケージを追加すると項目は増えるものと思われます。

File Station

デスクトップ画面上の「File Station」のアイコンをクリックすると、以下の画面が表示されます。

DSMのインストール直後では、まだ、共有フォルダーが作成されていないので、何も表示されません。

DSMのFile Station

画面上部のツールバーには、「アップロード」、「作成」、「操作」、「ツール」、「設定」コマンドがあります。

DSMヘルプ

デスクトップ画面上の「DSM ヘルプ」のアイコンをクリックすると、以下の画面が表示されます。

DSMのヘルプ

画面上部のツールバーには、「ナビゲーション< >」、「ホーム」、「オプション」ボタンがあります。コンテンツとしては、

  • 「検索」ボックス
  • DSMを始める
  • DSMとパッケージ
  • チュートリアルとFAQ
  • 互換性
  • ビデオ チュートリアル

があります。

DiskStation Managerのバージョンの確認

次に、DiskStation Manager (DSM) のバージョンの確認をします。DSMのバージョンは、コントロールパネルの「更新と復元」から確認できます。2020年11月時点では、DSM 6.2.3-25426 Update 2が最新のようです。

DSMのバージョンの確認

パッケージ センター (Package Center)

チュートリアル チップ2にあった、パッケージ センターを確認します。デスクトップ画面上のパッケージ センターのアイコンをクリックして開きます。

サービス規約

パッケージセンターの初回起動時には、下記のようなサービス規約の同意画面が表示されます。

「…を読み、これに同意します」をチェックし、OKボタンをクリックすると、次に進みます。

プライバシー ポリシー

「サービス規約」の次は、下記のようなプライバシーに関する声明規約の同意画面が表示されます。

「私はプライバシーに関する声明を承諾します」をチェックし、OKボタンをクリックすると、初期起動時の確認は完了です。

すべてのパッケージ

パッケージ センターを開くと、左側ペインから

  • インストール済み
  • すべてのパッケージ
  • ベータ パッケージ

の分類でパッケージを表示できます。すべてのパッケージでは、インストールしていないパッケージも含めすべてのパッケージが表示されます。

パッケージ センター (すべてのパッケージ)

有料パッケージ

「すべてのパッケージ」の中には、有料パッケージも含まれます。有料パッケージの例としては、「exFAT Access」パッケージがあります。有料パッケージの場合は、下記のように「インストール」ボタンの代わりに「購入」ボタンがあります。価格はボタンの左側に3.99USDのように表示されています。

パッケージ センター (有料パッケージ)

ベータ パッケージ

左ペインの「ベータ パッケージ」をクリックすると、ベータ版のパッケージを試すことができます。この項目を開くときは、注意画面が表示されます。ベータ版を商用目的で使用することに対する注意です。

パッケージ センター (ベータ パッケージ)

インストール済みパッケージ

左ペインの「インストール済み」をクリックすると、インストール済みのパッケージの一覧が表示されます。もし、インストール済みパッケージの更新版がある場合は、更新パッケージの存在についてもわかるようになっています。

パッケージ センター (インストール済み パッケージ)

インストール済みパッケージのアップデート詳細画面

「インストール済みのパッケージ」に更新があった場合、「アップデート」ボタンをクリックすると、下記のようなアップデートの詳細画面が表示されます。

アップデートするときは、この画面内に更新内容が記載されているので、それを確認してから、この画面内の「アップデート」ボタンをクリックして、更新します。

パッケージ センター (インストール済み パッケージのアップデート詳細画面)

パッケージセンターの概要は以上です。


以上、今回の投稿では、DSMのデスクトップ画面の説明と、パッケージセンターの説明をしました。

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