Microsoft Build 2019 in Seattle #1

米Micosoftが主催する開発者カンファレンスが毎年米国で開催されます。Microsoft Buildです。今年も去年と同じ場所の米国ワシントン州のシアトルで開催されました。会場の雰囲気などを報告したいと思います。なお、この投稿では基調講演やブレイクアウトセッションの内容にはほぼ触れていません。

この投稿では、Microsoft Buildの雰囲気を伝える内容に特化しています。基調講演やセッションの内容については、この投稿の最後にあるリンクなどを参考に別のサイトを参照してください。

日程

さて、今年のMicrosoft Buildは、以下の日程で開催されました。

Preview
5月5日(日)
Registration & Badge Pickup
参加登録と参加証の取得
Day 1
5月6日(月)
Imagine Cup, Vision keynote, Technology keynote, Breakout sessions & workshops
イマジンカップ、 ビジョン基調講演と技術基調講演とセッション&ワークショップ
Day 2
5月7日(火)
Breakout sessions & workshops, hands-on with Intel
セッション&ワークショップ、インテルハンズオン
Day 3
5月8日(水)
Breakout sessions & workshops, hands-on with Intel
セッション&ワークショップ、インテルハンズオン
Post Day
5月9日(木)
Post Day Session
トレーニングセッション

基調講演では、これからの方向性や新しい製品・新しい技術などが紹介されます。

セッションでは、基調講演で新しく発表されたものも含め、掘り下げた内容や技術情報など詳しい内容の説明があります。

ワークショップでは、実際にPC上で作業して技術の習得をします。

また、期間を通して、ExpoをHallで行っており、Sponsors, Exhibitors, Microsoftがブースを構えていろいろな技術説明・展示をしていました。

開催場所は、

  • ワシントン州会議場(WSCC: Washington State Convention Center)
  • グランドシェラトンシアトルホテル(Grand Sheraton Seattle)

です。ワシントン州会議場だけでは、部屋が足りず、シェラトンホテルの大部屋も使っての開催です。ワシントン州会議場とシェラトンホテルは道を挟んで隣のブロックです。そのため徒歩で移動できます。

Preview (5月5日(日))

Build 2019の Preview(前日) は、参加登録をします。参加登録は当日にもできますが、基調講演に並ぶためには、事前に済ませておく必要があります。

Washington State Convention Center

参加登録はワシントン州会議場(WSCC: Washington State Convention Center)です。

Day 0 WSCCエントランス(//Bul /)

ドアから出てきている人は、白いバッチを首からかけています。参加登録して出てきた人だと思います。入り口のドアの上部には白い背景の看板がつけられています。

何か書いてあります。「//bul /」と書いてあります。???。何でしょうかこれは?

と思い近づいてみると、

Day 0 WSCCエントランス(//Build/)

//build/」 と書いてありますね。「i」と「d」が薄すぎてわかりません。もっと濃くすればよいのに。。。と思いました。

さて、中に入っていくと、いろいろなポイントにスタッフが立っています。WSCCの中に入ると噴水があります。噴水の奥は長いエスカレーターです。

この日はあまり人がいませんが、開催日の移動時間(セッションとセッションの間の部屋の移動時間)は、エスカレーターには参加者の列ができます。

進んでいくと、「登録はこのエスカレーター」、「登録はこの階」、「登録は左」、「登録は右」と、ポイントごとに言っていることは違いますが、スタッフがオウムのように繰り返して言っています。

エスカレーターなどにも、開発者イベント特有のキーワードが並んでいます。だんだん気分も「開発者カンファレンスだーー」と高まっていきます。

参加者登録

参加の登録は、事前登録した時に送られてきたConfirmation NumberのバーコードをスキャンすればOKでした。そのバーコードを日本で印刷してきたのですが、このときは印刷した紙をホテルに置いてきてしまいました。そのため、受付の前でスマホを触って過去のメールを探してバーコード表示してスキャンしました。あとは、政府発行の写真付きの証明書(パスポートなど)をスタッフに見せれば、参加証がもらえます。

「Tシャツがあっちの部屋で渡されるから行ってね」と言われたので、指示された部屋に行きました。アメリカのイベントでは大きいサイズのTシャツはたくさん用意されているのですが、小さいサイズはあまり用意されていません。しかし、今回も数が少ないアメリカサイズのSmall(日本のMサイズ相当)をゲットできました。

Build 2019の参加証とTシャツ

会場での参加の登録がこんなに簡単なのは、事前登録をしているからです。Microsoft Build 2019の事前登録は、2月27日(水)10時(アメリカ時間)から始まりました。この時間、日本時間では2月28日(木)深夜2時です。WEB上で事前登録します。

その時に必要な情報の登録したり、参加費として $2,395をクレジットカードで払う必要があります。そのため、Previewの日は、確認番号とパスポートを見せるだけの簡単な処理で済むのです。なお、去年は $2,495だったので、$100安くなりました。

Welcome ボード

さて、登録が終わったので、会場内をウロチョロしました。エスカレーターを登りきったところにスケジュールが書かれたWelcomeボードがありました。

Day 0 Welcome ボード

ここに書いてあるのは、基調講演とブレイクアウトセッションがある日だけです。本当は、9日にも、トレーニングセッションがあります。しかし、9日は会場が狭くなり、このエスカレーターがある建物はトレーニングセッションには使われません。そのため、9日のことは書かれていません。

Grand Sheraton Seattle Hotel

もう一つの会場である、シェラトンホテルです。こちらではWelcomeイベントを行っていました。一番下のイベントです。「MS Build Welcome Break – Amenity Store」です。Diamonodルームでやっているようです。

Day 0 Sheraton HotelのWelcome

Diamonodルームがどこにあるかホテルのフロアマップで調べたら、ホテルのフロントがあるフロアと同じフロアででした。Diamonodルームへ行ってみると、下記の写真の感じで、グミやスナック、スターバックスコーヒーが自由に頂くことができました。

Day 0 Sheraton HotelのWelcome

真ん中のテーブルにいろいろなグミが置いてあり、奥のテーブルにスターバックスのコーヒーがありました。テーブルはもう一つあり、そちらにスナックやコーラーなどのソフトドリンクがありました。持ち帰ることができるように紙バッグも置いてありました。

Day 1 (5月6日(月))

Vision Keynoteの会場の開場待ち

当日の基調講演は、08:30からの開始でした。去年は1時間くらい前に来ても私の前にはかなりの人が並んでいました。そこで、今年は、2時間前には並びました。そのため、かなり前の方に並ぶことができました。

Day 1 基調講演の入場待ち (Build 2019で2時間前に並んだ時)
Day 1 基調講演の入場待ち(私より後ろ左側)

上記のように入り口の扉がすぐ前に見える位置に並ぶことができました。ちなみに、開始30分前には、後ろはホールの中を埋め尽くすほど並んでおり、それではたりず、上記右側の写真のように、後ろ左側の向かって、ホールの外まで並んでいました。

なお、去年のBuild 2018のときは、一時間くらい前に行きましたが、下記の写真のように、私の前にはかなりの人が並んでいました。入り口の扉は、中央の白い部分で、4つのライトがあるところです。

Day 1 基調講演の入場待ち (Build 2018で1時間前に並んだ時)

もちろん 去年も、私よりも後ろにはもっと多くの人が並んでおり、会場の廊下のかなり遠くまで埋め尽くされていました。後ろ側は見える範囲だけでなく、その先もずっと並んでいたようでした。

時間が来たら開場されました。今年は、2時間前に並びましたが、その甲斐あって、テーブル席に座ることができました。例年、テーブル席はプレス向けの席しか用意されていません。しかし、今年は、一般向けにもテーブル席が用意されていました。

今年は、入り口の近くに並んでいたので、そのテーブル席でも前の方に座ることができました。右下側の写真は、私の後ろ側の写真ですが、テーブル席より後ろは立見席になっていました。

Day 1 基調講演の席
Day 1 基調講演の席(私の後ろ)

テーブル席では、米国マイクロソフトが開催するカンファレンスのお供であるスターバックスのコーヒーも机に置くことができて快適でした。

席に置いてあった黒い機器は、日本で開催されるときによく使われる同時通訳の音声を聞くことができる音声レシーバーです。一瞬、「英語以外の同時通訳があるの?」と思いました。テーブル席の後ろの方でヘッドホンの貸し出しをしていたので、さっそく借りに行きました。

そこで言われたのは、「キーノートでは使わないの。キーノートでは一つの音声しかないから。ブレイクアウトセッションが始まったらヘッドホンの貸し出しをするから、必要だったら、あとで来てね」といわれました。

よくよく聞くと、ブレイクアウトセッションが始まると、この大スクリーンに、複数のブレイクアウトセッションの映像がストリーミングで複数同時に表示されます。ブレイクアウトセッションの部屋が満席で入れなかった人や部屋に移動するのが面倒な人は、この会場でストリーミングで見れるとのこと。ただし、複数の画面が同時に表示されるので、音声は音声レシーバーでチャンネルを指定して聞くとのことでした。

ブレイクアウトセッションのストリーミング

ブレイクアウトセッションがストリーミングされているときのスクリーンはこんな感じでした。12セッションが同時にストリーミングされています。各画面に左上に音声チャンネルの番号が振られています。音声レシーバーは、同時通訳の音声用ではなく、このブレイクアウトセッションのストリーミングの音声を選択して聞くためのものでした。なので、すべて英語です。


なんか、書いているうちに長くなり、基調講演にたどり着けませんでした。Day 1の基調講演以降は次回の投稿にしたいと思います。


なお、基調講演の内容やセッションの内容には触れませんでした。それらの情報は、いろいろな方が発信していると思うのでそちらを参照していただくか、マイクロソフトが公式に公開している資料や映像(英語)を参照してください。

また、日本語で基調講演の概要を知りたい場合は、以下のブチザッキさんのサイトなどを参照するとよいと思います。

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