Intel HD Graphics 4600でHDMI/Display port経由の音が出ない

普段使用しているデスクトップPCがなぜか、HDMI/Display Port経由で音が出なく困っておりました。最近、回避方法を見つけたので紹介したいと思います。

PCの構成

ディスプレイから音が出ないPCの構成は以下の通り

  • CPU: Intel Core i7-4770
  • グラフィックス: Intel HD Graphics 4600
  • サウンド: Realtek High Definition Audio
  • ディスプレイ: スピーカー付き4Kディスプレイ(HDMI2.0(HDCP2.2) / DisplayPort 1.2)
  • Hyper-V: 使用中

この構成でPCを使用していて、なぜか、ディスプレイ経由で音が出ていませんでした。

もちろん、よくありがちな、「既定の再生デバイス」が対象のディプレイに設定されていないということはありません。

既定の再生デバイスの確認

このように、タスクバーのスピーカアイコンから確認できる「既定の再生デバイス」は、ディスプレイ用オーディオにしています。

既定の再生デバイスを「スピーカー/ヘッドホン (Realtek High Definition Audio)」に切り替えると、PCのスピーカーからは問題なく音が出ます。

しかし、既定の再生デバイスを「LCD-M4K282X (インテル(R) ディスプレイ用オーディオ)」に切り替えると、ディスプレイから音が出ません。

過去の挑戦

過去には、

  • ドライバーを変えてみる
  • ケーブルを変えてみる
  • HDMI接続を試す
  • Display Port接続を試す

などいろいろ試しました。一瞬だけ音が鳴ったことはありますが、安定して音が鳴りません。

とりあえず、PCのスピーカーからは音を出すことができており、それで何とかなっていたので、ディスプレイから音を出すのはあきらめていました。

なお、ディスプレイには、HDMI経由で録画機や別のPCもつなげてありますが、これらの機器の音は、HDMI経由でディスプレイから音が出ています。

したがって、音が出ない問題が出ているのは、Intel HD Graphics 4600のPCのみです。

再挑戦する

ふと、最近、「HDMI/Display Port経由で音が出ない問題」の解決に再挑戦しました。

いろいろ検索してみたのですが、見つかる解決方法は、

  • ドライバーを更新して「インテル(R) ディスプレイ用オーディオ」を追加する
    (「インテル(R) ディスプレイ用オーディオ」が表示されていないときの対策)
  • 既定の再生デバイスに「インテル(R) ディスプレイ用オーディオ」を選択する
    (既定の再生デバイスが正しく設定されていないときの対策)

ばかりです。これでは、昔に挑戦した時の検索結果と変わりません。

そこで、今回は、英語でも検索してみました。英語でも日本語と同じような対処方法が多く見つかりました。ただし、これらの方法では解決しないことは確認済みです。

ところが、一つだけ、同じ問題かもと思われる内容にたどり着きました。

Intel HD Graphics 4600 – No Sound being output despite being detected & Choppy Video Playback (英語)
(インテルHDグラフィックス4600 – 検出されているにもかかわらず音が出力されない、そして、ビデオ再生がぎくしゃくする)

です。まさに私のところで起きている現象と同じです。

内容を読んでいくと、いろいろなユーザーが、状況の詳細報告、様々な解決方法の提案などが記載されていました。

たとえば、

  • デバイスは認識されている
  • 稀に再生されることはあるが99.9%は再生されない
  • 再生デバイスのボリュームインジケータ(緑色)は動いている
  • ドライバーを更新してみよう
  • インテルのドライバーが完璧じゃないのでは
  • Hyper-Vを使っているときに発生するようだ
  • 既定の形式をかえると再生するようだ

など、いろいろ記載されていました。

私は開発用にHyper-Vを常用しているので、回避策としてHyper-Vをオフにすることはできません。

しかし、一番最後のは、試す価値がありました。そこで、試してみることにしました。ビンゴでした。音がHDMI/Display Port経由でディスプレイから出るようになりました。

既定の形式を変更する

既定の形式を変更する方法です。

ここで示す手順はWindows 10 1809での方法です。バージョンが異なる場合は、手順が異なる可能性はあります。その場合でも、手順が異なるだけで同様の設定はできると思います。

サウンドのプロパティを開く

まず、タスクバーのスピーカーアイコンをマウスの右ボタンでクリックします。メニューが表示されるので、「サウンド(S)」を選択します。

スピーカーアイコンのメニュー

すると、サウンド プロパティ ダイアログが表示されます。

再生デバイスのプロパティを開く

サウンド プロパティ ダイアログが表示された直後は、「サウンド」タブが表示されています。これを、「再生」タブに変更します。

サウンドのプロパティ – 再生タブ

「再生」タブが表示されたら、「インテル(R) ディスプレイ用オーディオ」のデバイス(上の図の例では「LCD-M4K282X」)をクリックして選択します。その後、右下の「プロパティ(P)」ボタンをクリックします。

既定の形式を変更する

すると、再生デバイスのプロパティダイアログ(下の図の例では「LCD-M4K282Xのプロパティ」)が表示されます。このプロパティ ダイアログが開いた直後は、「全般」タブが表示されています。「詳細」タブをクリックして、「詳細」タブを表示します。

詳細タブ – 既定の形式 (16ビット、48kHz)

この「詳細」タブの中に、「既定の形式」があります。たぶん、「16ビット、48000 Hz (DVD の音質)」が選択されていると思います。

これを、「24ビット、48000 Hz (スタジオの音質)」に変更します。そして、プロパティダイアログの右下の「適用」ボタンをクリックします。

詳細タブ – 既定の形式 (24ビット、48kHz)

音がディスプレイから再生されるか確認する

これで「テスト」ボタンをクリックして、デスプレイから音が出れば解決です。もし、切り替えた直後に音が出なくても、PCを再起動するとほぼ100%音が出るようになります。

もし、上記の「24ビット、48000 Hz (スタジオの音質)」の選択し、PCを再起動しても音が出ない場合もあるかもしれません。接続しているディプレイによっては、他の形式を選んだほうが音が出るかもしれませんので、いろいろ試してい見るとよいと思います。


以上、インテルHDグラフィックス4600でHDMIもしくはDisplay Port経由で音が出ない場合の対処方法でした。

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