マイクロソフトパートナーセンターから「納税申告の期限が年末で切れるよー」と、連絡が来ました。前回の投稿で、税金プロファイルの編集はしました、残りは、納税申請です。
W8 tax certificate expiration
2022年10月にマイクロソフトから以下のメールが届きました。
Subject: Action Needed: Payout tax form about to expire
From: Microsoft Partner Center <msftpc@microsoft.com>
Action Needed: Payout tax form about to expire
Dear Partner,
You are receiving this email because the tax form for your company associated with Seller id nnnnnnnn will expire on 2022年12月31日. We recommend that you update this tax form now so that your payouts are not impacted. Use the following steps to update the tax form:
1. Sign into Partner Center with your Azure AD tenant credentials.
2. Select the Settings gear icon, and then select Account settings.
3. Next, select Payout and tax and then select Payout and tax profiles.
4. Select the Tax profiles section on the page.
5. Look for the tax profile associated with Seller id nnnnnnnn and update the profile as required using the 'Edit' button.
6. Look for the ‘tax form’ section, then select “Launch tax form” and update the form as required.
Click here to get started!
Thanks, Microsoft
Microsoft Corporation
One Microsoft Way
Redmond WA, USA 98052
Tax form(納税申告書、実際にはW-8 BEN)の有効期限が近いとの連絡です。W-8 BENの申請は、たしか3年くらい前にしました。その有効期限が今年の年末とのことです。
手順としては、納税プロファイルを更新して、納税申請をすればよいとのこと。
前回の投稿で納税プロファイルの更新の説明はしたので、残りの納税申請の説明です。
更新申請の手順 －税金プロファイル (Tax profile)
「税金プロファイル」画面の「編集」リンクをクリックすると、税金プロファイルの更新及び、納税申請(新規、および、期間延長)が可能です。
2022年12時点では、税金プロファイルの更新は下記の手順で進めます。
- Business profile
- Setup
- Tax status
- Additional documentation
- Tax form
上記の手順までは、前回の投稿で説明しました。「Launch tax form」リンクをクリックして、Tax form画面が表示された後の手順を説明します。
更新申請の手順 － 納税申告(Tax form)
「Launch tax form」リンクをクリックすると、Tax form画面が表示されます。しかし、初期状態では、英語で表示されています。
ここでは、右側の上部にあるLanguageコンボボックスから「Japanese」を選択します。
するとTax form画面は日本語に切り替わります。ただし、日本語は機械翻訳による日本語訳っぽく、日本語としては自然でない表現もあります。
この最初の画面は、電子署名に関する同意画面です。
4つの項目の内容を確認し、同意する場合はチェックボックスをチェックします。ただし、同意しない場合は、今回の手順ではTax fromを申請することはできません。
チェックボックスをチェックした後は、名前と姓を入力し、「送信」ボタンをクリックします。
つぎは、「フォームの選択」です。ここでは、「個人、日本国民、日本在住、日本で所得を受領するのみ」の前提で、説明を進めます。「個人」「いいえ」「いいえ」を選択して、「次へ」ボタンをクリックします。
つぎは、「所得の種類」です。マイクロソフトストアなどの収益に該当する「その他の著作権ロイヤリティ」、「独立的人的サービス」は、はじめからチェックされています。特に追加が無いようであれば、そのまま「次へ」ボタンをクリックします。
つぎは、「戸籍名」です。日本国籍上の名前と姓をローマ字で入力します。入力したら、本人がTax fromを作成しているのであれば、「上記のリストに掲げる個人」を選択し、「次へ」ボタンをクリックします。
つぎは、「国籍」です。国籍として「JAPAN」を選択し、下側の選択肢は、質問に該当しないことを確認し「いいえ」を選択し、「次へ」ボタンをクリックします。
つぎは、「恒久的住所」です。恒久的住所の表現に違和感がありますが、本籍地のことです。国は「JAPAN」を選択し、住所と郵便番号を入力します。私書箱や気付のあて先でない場合は「いいえ」を選択し、「次へ」ボタンをクリックします。
つぎは、「郵送先住所」です。郵送先住所が本籍地の住所と異なるときは、入力します。本籍地との住所と同じ場合は、何も入力せずに、「次へ」ボタンをクリックします。
つぎは、「米国納税者番号(TIN)」です。米国納税者番号(TIN)を持っていない場合は「ベンダーは米国TINを所持していません。」を選択し、「次へ」ボタンをクリックします。
つぎは、「外国TIN」です。日本在住であれば、外国納税者番号発行国はJAPANを選択し、外国納税者番号にはマイナンバーを記入します。そして「次へ」ボタンをクリックします。
つぎは、「出生国／生年月日」です。日本生まれであれば、「出生国」はJAPANを選択し、「生年月日」には、生年月日を記入します。そして「次へ」ボタンをクリックします。
つぎは、「確認する」画面です。前の手順までに、選択または入力してき内容が反映されています。内容に間違いがあれば、「戻る」ボタンで前に戻り修正します。内容に間違いがなければ「次へ」ボタンをクリックします。
つぎは、「租税条約の恩恵」画面です。租税条約による税の軽減の適用を受けるために、「はい」を選択します。
「はい」を選択すると、「特別税率および条件」が表示されるので、「12(1)」を選択し、源泉徴収税率は「0」を選択します。内容に間違いがなければ「次へ」ボタンをクリックします。
つぎは、「フォームの点検」画面です。今までの入力結果に基づいて記入された租税条約による税の軽減の適用を申請するためのW-8のフォームが表示されます。
内容を再確認し、間違いがなければ「次へ」ボタンをクリックします。
つぎは、「署名して提出」画面です。各項目の内容を確認し、問題がなければ、チェックボックスにチェックをし、提出します。
署名して提出すると、「確認」画面です。ここでは、申請したフォームをpdfファイルとしてダウンロードすることができます。
この画面まで到達すれば、電子的なフォームの申請は完了しています。
「税金とプロファイル」の「状態」は「Microsoftの検証保留中」にかわり、マイクロソフト側での申請内容の検証プロセスが始まります。しばらくすると、「状態」が下記の画面のように「完了」になり、有効期限が延長されます。
今回の投稿は、マイクロソフトから通知された税金プロファイル(W-8)の更新のTax formの申請（納税申請）の手順の説明でした。