Microsoft Build 2024の参加登録が始まった

米Micosoftが主催する開発者カンファレンスが毎年米国で開催されます。Microsoft Buildです。2020年から新型コロナウィルス(COVID-19)の影響で一般参加者の対面会議は中止となり、オンライン開催となりました。2023年から通常開催になりました。2024年の今年も通常開催です。

Build 2024の登録が開始

Microsoft Build のサイトは、参加登録が始まっていないときは、前回開催ののBuildの情報が参照できるだけでした。

Microsoft Build 2024においては、イベント情報案内用のメールアドレスを登録していなかったので、登録開始日時は把握できていませんでした。

私は、案内が来ていなくても、例年参加登録が開始する2月から3月の間は、定期的にMicrosoft Buildのサイトをアクセスしていました。

3月18日の週に、Microsoft Buildのサイトにアクセスしたら、Microsoft Build 2024の登録が開始していました。ついにMicrosoft Build 2024の参加登録が開始しました。

去年同様、オンライン参加だけでなく、一般参加者の対面会議の参加登録も受け付けていました。

Microsoft Build 2024 開催概要

今年のMicrosoft Build 2024の開催概要は、以下の通りです。

Microsoft Build 2024

Microsoft Build 2024
When:
Global digital event 
May 21–23, 2024 PDT
Seattle in-person 
Event dates: May 21–23, 2024 PDT
Where:
Washington State Convention Center | Summit Building
Seattle, WA
Where to stay:
We have negotiated discounted rates for hotels near the venue. You will get a chance to pick a hotel once you’ve completed the registration process.
Pricing:
Global digital event Price: Free
Seattle in-person conference Price:
$1,825.00 (Early bird until April 3, 2024 April 12, 2024 April 22, 2024)
$2,125.00 (Full price after April 4, 2024 April 13, 2024 April 23, 2024)

開催場所

場所は、新型コロナウィルス(COVID-19)前の対面開催であった2019年、再開した対面開催の2023年と同じワシントン州コンベンションセンター(WSCC)で行われます。

WSCC Entrance (WSCC Arch building)

シアトルのコンベンションセンター(WSCC)で開催になる前は、サンフランシスコのモスコーニ・センター(Moscone Center)で開催されていました。この モスコーニ・センター のリノベーションのタイミングで、シアトルでの開催に変わった気がします。そのモスコーニ・センターのリノベーションも終わったので、サンフランシスコ開催に戻るかと思いましたが、シアトル開催のままです。

場所は、2023年に拡張工事が終わったWSCCです。WSCCは、拡張工事前からある建物と拡張された建物は、ブロックが二つくらい離れており、距離があります。そのため、建物を区別できるように、WSCCの名称は、以前からあった建物はWSCC Arch、拡張された新しい建物はWSCC Summitと呼ばれます。

Microsoft Build 2024でも、去年と同様にWSCC Summit Buildingが会場となります。

WSCC Entrance (WSCC Summit building)

開催期間

開催期間は2023年5月21日(火)から5月23日(木)です。スケジュールの詳細がまだ開示されていませんが、例年の状況から、現地での登録は前日の5月20日(月)から始まります。例年、初日に行われる基調講演(キーノート)は、朝早くから長蛇の列となります。そのため、現地での登録は前日に済ませておくのが良いです。

新型コロナウィルス(COVID-19)前の対面開催であった2019年の開催期間は 2019年5月6日(月)から5月8日(水) で、開催期間はちょうど日本のゴールデンウイーク明けでした。そのため、日本から参加する場合は、ゴールデンウイークの後半に米国に向かいました。

しかし、今年は去年と同じ5月の第4週目です。Microsoft Buildへの参加のためにゴールデンウイークの後半をつぶす必要はなくなりました。

参加費用

Microsoft Build 2024の参加費用は、定価で$2,125.00(約32万円, 151.3円/1$換算)です。ただし2024年4月3日 2024年4月12日 2024年4月22日までの早期割引価格で$1,825.00(約28万円, 151.3円/1$換算)です。この価格は、会議の参加費用のみで、ホテル費用、食事費用、交通費などは含まれていません。


過去の値段は以下の通りです。

Build 2014: $2,095.00
Build 2015: $2,095.00
Build 2016: $2,195.00
Build 2017: $2,195.00
Build 2018: $2,495.00
Build 2019: $2,395.00
Build 2020: $2,395.00 (対面開催はキャンセルされ、オンライン開催に変更)、Free (オンライン)
Build 2021: Free (オンラインのみ)
Build 2022: Free (オンラインのみ)
Build 2023: $1,525.00(対面)、Free (オンライン)
Build 2024: $2,125.00(対面)、Free (オンライン)

2019年までは、多少の値段の変化はありますが、基本的に$2,000超(20万円超)で、高額です。4年ぶりの対面開催の去年は$1525と、ドルベースではだいぶ安くなりました。しかし、当時より円安なので、日本円では去年でも相変わらず20万円超でした。今年は、$2,000超に戻り、円安も考慮すると、過去最高額の30万円超と高額になりました。

2024年3月に参加の申し込み開始

私は参加申し込みが開始されるとのアナウンスをメールなどでは通知を受けていません。しかし、3月21日に、Build 2024のサイトにアクセスしたら登録が開始していました。そのため、登録が開始した正確な日時・時間は不明です。

2013年前後のMicorosot Buildの参加申し込みは、20万円程度の高額にもかかわらず、1時間以内で売り切れになるほどの込み具合でした。ただ、対面開催の最後の2-3年は開始直後に売り切れることはなくなりました。

Microsoft Buildの参加申し込みでは、同時にマイクロソフトのコーポレート価格で周辺のホテルの予約ができます。Microsoft Build開催中は周辺のホテルは高額で、一泊$300を超えることは当たり前です。しかし、Microsoft Buildの申し込みと同時に予約できるホテルは、一泊$200台のホテルもあります。Microsoft Buildのサイトから予約できるホテルの部屋数にも枠があるので、会場近隣の安めの$200台のホテルはすぐに売り切れになってしまいます。そのため、近隣の安めのホテルを予約したい場合は、Microsoft Buildの登録サイトから、なるべく早く予約したほうが良いです。

参加登録をする

今年のBuildの対面開催の登録は、いつのまにか開始していましたが、まだ売り切れになっていないので安心しました。また、登録がいつ開始したかわからないため、会場周辺のホテルの空きがあるかも不安でした。

登録が開始していることがわかったので、急いで登録を開始しました。

Microsoft Build 2024 – account type for registration

登録には、何らかのアカウントでサインインをする必要があります。使用できるアカウントは「マイクロソフトアカウント」、「GitHubアカウント」、「LinkedInアカウント」、「メールアドレス」です。私は例年マイクロソフトアカウントでサインインしているので、今年もマイクロソフトアカウントを使いました。

参加の種類

参加の種類は2種類です。シアトルでの対面参加とオンラインによるデジタル参加です。シアトルでの対面参加は有料です。オンラインによるデジタル参加の場合は無料です。

シアトルでの対面参加の場合は、デジタル参加できるもの(キーノートやブレイクアウトセッションなど)が対面で参加できます。対面参加の時は、各セッションの最後にエキスパートエンジニアである登壇者がQAに答えてくれます。

また、シアトルでの対面参加では、オンライン参加にはない、ハンズオンラボやライブデモなどにも参加できます。マイクロソフトやパートナー企業のエキスパートエンジニアに気になる技術・製品などについて直接QAできます。

また、Evening mixerやEvening Celebrationとも書いてあるので、1日目または2日目の夜にはEvening mixer (軽食やドリンク)があり、3日目の夜にCelebration party (飲食および、いろいろなアクティビティ)あり、どちらににも参加できます。

2023年の場合、許可制であったGitHub Copilotのプレビューに優先して参加できる権利もありました。

参加の種類

パスの種類

パスのタイプは3種類あります。

  • Seattle in-persion full access pass
  • Digital access pass
  • RSVP code

です。

一つ目がシアトルでの現地参加するためのフルアクセス パスです。

二つ目がオンラインで参加するためのデジタル パスです。

三つ目はマイクロソフトの関係者から招待された時の専用コードを使い、参加登録するものなので一般参加の場合は関係ありません。

フル アクセス パス (現地参加用)
デジタルパス (オンライン参加用)

参加者情報の入力

参加者情報の入力

次は、参加者情報の入力です。以下の情報を順次入力していきます。

  • First name *
  • Last name *
  • Badge first name *
  • Badge last name *
  • What best describes your job role at work? Begin entry to search. *
  • Badge job title *
  • GitHub handle
  • Company / organization *
  • Professional phone *
  • Professional email *
  • Confirm professional email *
  • CC email address
  • Country / region of residence *
  • Zip / postal code
  • City *
  • Are you an active member of one of the following Microsoft programs? *
  • Are you Media or an Analyst? *
  • Dietary accommodations
  • Accessibility accommodations
  • Connection preferences
  • Terms and conditions

参加登録は30分以内に完了しないともう一度アカウントの認証が必要となります。なので、あまり時間をかけずに入力してきます。ただ、アカウントの再認証したとしても、以前に入力した情報は保存されているので、はじめから入力しなおす必要はありません。

興味のあるトピック

参加者情報を入力が終わったら、つぎは、興味のあるトピックの選択です。興味のあるトピックにチェックをつけます。

興味のあるトピック

セレブレーションパーティーの追加のゲスト

次は、5月23日夜に開催されるセレブレーションパーティに、Build 2024に参加していない同伴者を連れていく場合の選択です。友人や配偶者などの同伴者をパーティに連れていく場合は、チェックを入れます。一人当たり$100.00の追加費用が掛かります。なお、会場ではアルコール飲料が提供されているので、同伴者は21歳以上である必要があります。

ホテルの予約

その後、ホテルの予約ができるようになるので、マイクロソフトが用意したホテルリストからホテルを選びます。2019年までの会場の建物(WSSC Arch)では、会場に一番近かったのはSheraton Hotelでした。今回の会場は2ブロック隣の建物(WSSC Summit) です。この会場に一番近いのは、Hyatt系のホテルとなります。今回はこのホテルがリストにあるか探します。

ホテルの予約

これらのホテル($279 ⁺ 15.7% tax, plus 2.3% STIA per night) はリストにあり、まだ、満室になっていませんでした。

そのため、満室になる前に、宿泊期間を開催期間より長めにして即予約です。このMicrosoft Buildの登録サイトでのホテルの予約は、サイト上で4月22日まで無料で自由に変更・キャンセルできます。また、4月22日を過ぎても、宿泊の3日前までは、ホテルに直接連絡すれば無料で変更・キャンセルできます。そのため、満室になる前に宿泊期間を長めにして即予約です。

長めの宿泊期間で予約するのはもう一つ理由があります。Microsoft Buildに参加登録すると、しばらくして、Microsoftから個別開発イベントの招待メールが届くことがあります。その開催がMicorosot Buildの開催期間の前後の日付だったりします。そこで、招待メールが来た時に参加できるようにホテルの宿泊期間を長めに押さえておきます。いままでも、Azure Machine Learning Studio、Azure Cognitive Services、Visual Studio、XamarinやOffice 365、.NET Core 3などのハンズオンラボや開発者ミニイベントなどに招待されたことがあります。

去年は、Pre-day Workshop Add-onとして、前日(Day 0)の2023年5月22日に有料のワークショップが用意されていました。今回は、現時点では、有料のワークショップの情報はありません。

支払い

最後に、Microsoft Build 2024の参加費用を支払うためにクレジットカード番号を入力して、Microsoft Buildの登録を済ませます。

支払い

2024年4月3日追記
Microsoft Build 2024の参加費の早期割引の期限が4月3日から4月12日に延長されました。これに合わせて投稿内の記述も修正しました。

2024年4月12日追記
Microsoft Build 2024の参加費の早期割引の期限が4月12日から4月22日に延長されました。これに合わせて投稿内の記述も修正しました。


今回は、先週に参加登録が開始した対面イベントのMicorosot Build 2024の紹介でした。

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