今年も参加の申し込みをしたら、抽選になったのか、 申込者全員参加になったのかわかりませんが、参加証が送られてきたので、参加してきました。前回の投稿の続きです。
今年も「Windows Insider Meetup 2019 東京」 に参加してきました。「Windows Insider Meetup」の開催も、今回で4回目となるようです。
Windows Insider Meetup in Japan 2019 – 東京
2019年4月14日(日) 14:00- 19:00 (受付開始13:30)
今回の投稿は、「Windows Insider Meetup 2019 – 東京 #1」の報告のつづき(後編)です。
タッチキーボード
最後のスピーカーは、 Gigi Wu さんです。 Gigi Wu さんからは、タッチキーボードの(XAMLキーボード)の紹介です。
Gigi Wu さん は、去年も登壇していますが、このイベントは、本人の日本語の試験(日本語学習の成果の発表の場?)とのこと。すごくわかりやすい日本語でしたよ。
タッチキーボードは、ミスタッチをなくすために、タッチ領域を、実際のボタンの領域とは変えているとのこと。広げてみたり、狭めてみたり。
え、これ、今までやられていなかったの?マイクロソフトが用意したWindows 8 (Phoneだったかも)のときのUIガイドラインにあったような気がしましたが。ただ、それは、固定値のマージンだったかもね。Microsoft IMEは、実際にミスタイプの情報をもとに調整しているとのことなので、当時のガイドラインよりは進化していますね。
ただ、こんなデータに基づく調整は、機械学習に任せたほうが良い気もします。いや、Microsoft IMEの開発チームは、 当然のごとく機械学習を使っているでしょう。自社のAzureの機械学習プラットフォームを利用して。
Gigi Wu さんの写真は、発表が終わった後の写真になってしまいました。それも後ろ向き。すいません。
本当は、タッチキーボードのタッチ反応領域がわかるスライドも写真を撮ったのですが、ボケボケでよくわからない写真になっていたので、載せませんでした。
なお、今回のWindows Insider Meetup 2019 東京は、ライブ配信されていました。この写真の左側の大きなビデオカメラを使って配信していました。真ん中の小さめのビデオカメラは固定で録画していたので、発表の記録用ですかね。
休憩タイム
休憩のお供
発表の間には、何回か休憩タイムがありました。ホットコーヒーのサーバーといくつかの種類のスナックが用意されていました。
写真は撮っていませんが、ソフトドリンクについては、お店においてあるような冷蔵庫に、 ペットボトルもしくは缶 のお茶、水、コーヒー、紅茶などがありました。
フォトエリア
今回の会場には写真を撮ってくれるエリアがありました。プロのカメラマンが無料で撮ってくれるとのこと。SNSのアイコンなどに使えるのにちょうどよい感じの写真が撮れるとのこと。 撮った写真は、 スマートフォンでQRコードで読み取り、読み取ったURLからダウンロードすれば、自由に使えます。
私も撮影してもらいました。しかし、残念なところが少しありました。上記の写真からもわかるかもしれません。
- ライトが左手前にあること
- 写真にWindowsの旗が映るように、スクリーンの前の中央左寄り人間が立つとちょうどWindowsの旗の部分に人の影が映ってしまうということ
- 背景のスクリーンが平らになっておらず波打っている
- 撮影した写真でも波打っているのがすぐにわかる
即席で用意したフォト会場なので仕方がないかもしれませんが、ライトは右側に配置すればよかったのかも。場所的に右側に置けなかったのかもしれませんが。
最新のWindows 10 デモンストレーション
最新のWindows 10のデモストレーションは、津隈さんが行いました。
まず、津隈さんは、デモを開始するにあたって、Windows 10が最新のWindows 10 1903であるかを確認しました。「設定」アプリを開き、「システム」⇒「バージョン情報」を開きます。そこの「Windows の仕様」には、以下のように表示されていました。
- バージョン 1903
- OSビルド 18865.1000 (もしかしたら、18875.100だったかも)
これを見ながら、津隈さんは、「この5月下旬に公開されるWindows 10 1903ですね」と言っていました。でも、バージョンは1903になっていますが、ビルド番号がおかしいです。5月に公開されるWindows 10 1903のビルド番号は18362.xxです。現時点で、Windows Insiderに配布されているのは、18362.53です。
ビルド番号が18865.1000は、5月に公開されるWindows 10 1903より、さらに先の、2021年前半をターゲットとしたWindows Insider向けのビルド(21H1)です。
これは、今日の最初に「いつでも・だれでも突っ込みを入れてください」と言っていたので、突っ込みどころだと思いました。そして、「ビルド番号が違う。もっと先のWindows 10ですよ」と突っ込みを入れましたが、津隈さんは、ほとんど反応せず、「Windows Insiderビルドですからね」とだけ言い、軽く流されました。
Windows 10 1903のデモなんだから、その先のバージョンのWindows 10のビルドを使っちゃいかんでしょ。
この件は、懇親会のときに津隈さんが謝りに来ました。ビルド番号が21H1であったことをわかっており、準備時間の都合上、18362.xxのビルドのPCを用意できなかったとのこと。誰も気づかないと思ってデモをしたけど、気づかれてしまい、あせり軽く流したとのこと。ライブ配信もされているので、あまり触れられてほしくはないところだったようです。
その後は、Windows 10の新しい機能が紹介されていきました。
- Office 365のデザインアイデア
- Win+Vも進化: 以前は二つくらいの候補だったが、数が増えた
- Win+Shift+S: スクリーンショットがウィンドウ単位でも取れるようなった。遅延キャプチャーができるようになった。など
- Window Sandbox
- Microsoft Whiteboard:Surface HUBデバイスのアプリを他のデバイスのWindows 10で使えるようにした
- Edge: Win10だけでなく、Win7/8.1/Macでも動作する。Chromium版Edgeといえば日本では春日井さん。
などなど。もしかしたら、他のセッションの内容と混ざっているかもしれません。間違っていたらごめんなさい。
Windows Insider MVPによるLightning Talk
今年も、3人のWindows Insider MVPによるお話がありました。Windows Insider MVPは、マイクロソフトの社員ではありません。
- 那須 悟 Insiderユーザー視点で見た次期Windows 10の気になる機能
- 林 智久 アプリ検証は誰でも簡単にできる~新機能「Windows Sandbox」とは
- 高橋 昭夫 Windows 10 October 2018 Updateとその後
また、その中で、「Insider Programは、Windows Insider Programだけでなく、他にもたくさんありますよ」と紹介がありました。
たしかに、Office, Microsoft 365, Microsoft Edge, Skype, Bing, Xboxなどたくさんあるようです。
グループディスカッション
最後は、去年になかった新しい取り組みです。今回参加したWindows Insiderの皆さんを12のグループに分けて、グループディスカッションです。
お題は、「あなたが理想とする次のWindows 10は?」です。
各グループには、マイクロソフトの開発者が1名付きました。時間はあまりなく、15分くらいで議論し、最後に一文としてまとめる作業でした。まとめた後は、各グループが各1分間くらいで、発表です。
下記の写真は、各グループがまとめた一文です。
マイクロソフト社員が、自分のグループ以外に投票し、多数決で優勝グループが決まり、そのグループには全員にレッドモンド(マイクロソフト本社)直輸入のリュックバッグがプレゼントされました。
懇親会
すべての内容が終わった後は、懇親会がありました。懇親会は会場の横のスペースで行われました。
Windowsの旗を形どったデザートが置かれていたので、写真を撮ってきました。この写真は懇親会の開始直後に撮影したので、まだ、旗の形は崩れていません。
デザートを拡大すると、Windows Insider Meetupという文字が印刷されていました。
用意されたミールはこんな感じです。懇親会が終わるころには、 デザートは残っていましたが、ミールはほとんどなくなっていました。
懇親会の最後の方では、津隈さんが私のところにやってきて、「ビルド番号違いましたよね。 ごめんなさい、わかっていたんだけど、スルーしました。いやぁー、痛いとこ突っ込まれました。 」みたいなことを言っていました。
なお、マイクロソフトのイベントなどでは、必ずアンケートがあります。マイクロソフトがアメリカの会社であるので、 このアンケートの評価は、5段階ありますが、一番上がプラス評価、2番目が±0、3番目から5番目はマイナス評価となります。
日本人の感覚だと、普通と思ったら中央値につけて、上側や下側につけるはあまり多くありません。それだと、マイナス評価になってしまうのです。次回の開催の判断にも使われるので、アメリカ感覚(少しでも良いと思ったら一番上。まぁまぁと思ったら二つ目くらい)で評価する必要があります。
津隈さんも、アメリカ式でアンケートを答えてくれると、来年の説得材料にも使えるのうれしいと。
ノベルティ
今年も、アンケートに答えるとノベルティがもらえました。ことしは、ステンレスボトルとポーチでした。どちらもWindowsのロゴ入りです。
以上、2回の投稿になりましたが「Windows Insider Meetup 2019 東京」の報告でした。