提供が中断されていたWindows 10 1809 (October 2018 Update)が、2018年11月14日に提供が再開しました。
Windows 10 1809 (October 2018 Update)の提供が再開
2018/10/08の投稿に、「アメリカ時間で2018年10月2日(日本時間で10月3日)に、Windows 10 October 2018 Updateの提供が開始されました。」と書きました。しかし、問題が発見されて、その直後の10月6日くらいには提供が中断されました。
この提供が停止されてている間、Windows Insider Previewでは、修正版のテストが何回かされていました。
そして、2018年11月14日にWindows 10 1809 (October 2018 Update)の提供が再開しました。
そこで、前回、アップグレードが終わっていなかった残りのPCのアップグレードを開始しました。以下のPCをアップグレードしました。
- VAIO Z Core i7-3612QM (第3世代, Ivy Bridge)
- VAIO TT Core2 Duo SU9600 (第2世代, Penryn)
前回に続き、これらのPCも問題なくアップグレードできました。唯一問題があったとすれば、開始前のチェックでストレージの空き領域が足りなくなったぐらいです。Core2 Duo SU9600は、2009年のCPUですが問題なく動作しています。
ビルド番号
今回、提供が再開したWindows 10 1809のアップグレード直後のビルド番号は17763.107
でした。Windows 10 1809を11月の更新済みの場合は、ビルド番号は17763.134
でした。そのためアップグレード直後では11月の更新分は反映されていないようです。参考までに、10月の公開直後にアップグレードした時は、ビルド番号は17763.1
でした。
変更のあったファイル
せっかくなので、メディア作成ツール Windows 10 1809 (October 2018 Update)を使用して、インストール用USBを作成して、セットアップ内部のファイルを確認してみました。
17763.1
から変更があったのは、 sourcesフォルダーの中のファイルで以下のファイル群でした。
- appraiser.sdb
- boot.wim
- install.esd/install.wim
- setuphost.exe (10.0.17763.107 2018/10/27/13:23:41)
- setupplatform.dll (10.0.17763.107 2018/10/27/13:18:09)
ファイルバージョンと電子署名が確認できたものはファイルバージョンと署名時刻も併記しました。
boot.wimは、ファイルをパッケージしたファイルです。dismを使って内部のファイルを確認しましたが、11月分のセキュリティパッチは当たっていないようですが、10月分のセキュリティパッチも当たっているようで多くのファイルが更新されていました。
Windows 10 1809 (October 2018 Update)の公開が再開されたので、残りのPCをアップグレードしましたが、特に問題は発生しませんでした。
今回の一時停止の影響で、現在開発が進めれれているWindows 10 19H1の公開が遅れないことを祈ります。