初代Latte Pandaのスペックを強化したLatte Panda Alphaが去年の秋に発売が開始になりました。今回、そのさらに後継であるLattePanda Alpha Sを予約注文しました。
LattePanda Alpha
LattePanda Alphaは、初代LattePandaを機能強化した、後継となるボードコンピューターです。LinuxやWindows 10が動作します。去年の秋に発売を開始し、半年もたっているので、すぐに入手できると思っていました。
ところが、LattePanda Alphaの公式販売サイトである、RFROBOTを確認すると、販売が中断されていました。以下の記載がありました。
Latest Updates(2019/02/03):
RFROBOT
– Due to Intel’s capacity problems, the supply of Alpha’s CPU M3-7y30 will face a continuous shortage. To solve the problem, LattePanda team updated its CPU to Intel 8th M3-8100y, correspondingly, Alpha 800 models will be upgraded to Alpha 800s. It will improve the whole performance 30% on the basis of previous 7th M3-7y30 version.
要約すると、
IntelのCPUの供給の問題があり、LattePanda Alphaが使用するCPUである第7世代M3-7y30が継続的に不足しています。この問題を解決するために、LattePandaチームは、LattePanda AlphaのCPUを第8世代M3-8100yに変更することにしました。それに伴いモデル名もLattePanda Alpha 800からLattePanda Alpha 800sに変更になります。結果として、第7世代M3-7y30版より全体のパフォーマンスが30%程度改善されます。
です。なんと、CPUの供給問題により、より高性能のCPUに置き換えた、Sシリーズになるとのこと。CPU以外の仕様に変更はありません。
LattePanda Alpha 8xxと8xxSのCPUの比較
それぞれのモデルで使われているCPUのスペックは、インテルのサイト(第7世代M3-7y30、第8世代M3-8100y)によると、以下の部分(太字の部分)が違います。
項目 | 第7世代M3-7y30 | 第8世代M3-8100y | 向上 |
世代 | 第7世代 | 第8世代 | ✓ |
開発コード名 | Kaby Lake | Amber Lake Y | ✓ |
プロセッサー・ナンバー | m3-7y30 | m3-8100Y | ✓ |
発売日 | 2016/第3四半期 | 2018/第3四半期 | ✓ |
コア数 | 2 | 2 | |
スレッド数 | 4 | 4 | |
ベース周波数 | 1.00 GHz | 1.10 GHz | ✓ |
ブースト周波数 | 2.60 GHz | 3.40 GHz | ✓ |
キャッシュ | 4 MB SmartCache | 4 MB SmartCache | |
バススピード | 4 GT/s OPI | 4 GT/s OPI | |
TDP | 4.5W | 5W | – |
最大メモリーサイズ | 16GB | 16GB | |
メモリーの種類 | LPDDR3-1866, DDR3L-1600 | LPDDR3-1866, DDR3L-1600 | |
内蔵グラフィックス | Intel® HD Graphics 615 | Intel® UHD Graphics 615 | |
グラフィックス周波数(ベース/最大) | 300MHz / 900MHz | 300MHz / 900MHz | |
4Kサポート | はい(60Hz) | はい(60Hz) | |
パッケージサイズ | 20.5mm X 16.5mm | 20mm X 16.5mm | – |
TDP以外は良くなる方向です。性能向上に伴い、TDPだけは、0.5W多くなっています。
基本的に性能が向上しているので良いのではないでしょうか。ただ、値段も上がってしまったようですが。
注文する
すぐに入手できると思いきや、仕様変更にともない、Sシリーズの出荷時期が2019年7月です。そのため、現在はプリオーダー(予約注文)です。
この時点では、日本の代理店からは購入できないので、RFROBOTのWEBサイトから注文です。モデルは3種類ありました。
- LattePanda Alpha 800s ($379 2019/07時点)
- LattePanda Alpha 864s ($409, 2019/07時点)
- LattePanda Alpha 864s (Win10 Pro activated) ($449, 2019/07時点)
- Titan Case for LattePanda Alpha&Delta ($19, 2019/07時点)
800sは、内蔵ストレージ(64GB eMMC)が無いモデルです。864sは、内蔵ストレージがあるモデルです。どちらのモデルもM.2のストレージを後から追加することができます。今回は単品でも使用可能な864sにしました。Windows 10 Proのライセンスは使っていないものがあり、それを使えばよいので、OSライセンス無し版にしました。
また、Titan Caseも同時に購入します。後でほしくなった時、送料の方が高くなってしまうので、約2000円程度なので同時に注文します。
最終的に、
- $409 DFR0546 LattePanda Alpha 864
- $19 FIT0550 Titan Case for LattePanda Alpha&Delta
- $20 送料 DHL (Zone 3) (Weight: 0.80kg)
となり、合計$448(約5万円弱)でした。PayPalの支払いで注文しました。
PayPalでの支払いは、ドル建てにしました。PayPalは円建て支払いもできますが、PayPalの換算レートは、私の持っているクレジットカードの換算レートより悪いです。そのため、PayPalではドル建てで支払い、PayPalからクレジットカード会社にドル建ての請求とします。クレジットカード会社からの請求時は、クレジットカード会社の換算レートで円建てです。
今回は海外のサイトから日本への発送です。そのため、この金額には輸入に関する税金(主に消費税)が含まれていません。DHLが税金を立て替えてくれて、配達時に相当金額を払うことになると思います。
配送時期
現在はプリオーダー(事前注文)であり、配送は、製品が出荷された後になります。RFRobotのサイトには、6月から出荷予定(のちに7月に出荷予定に変更)となっていたので、遅くとも8月には入手できると思います。
入手出来たら、LattePanda Alpha Sに関する投稿したいと思います。