Google I/Oという、Android系のソフトウェア開発者会議があります。
主要プラットフォームと開発者会議
コンシューマー向けデバイスの主要なプラットフォームは
- Windows/Azure
- Android
- iOS/macOS
があります。それぞれ、マイクロソフト、Google、アップルが提供しています。これらのプラットフォームでは、年に一度、開発者会議があります。
- マイクロソフトの「Microsoft Build」
- Googleの「Google I/O」
- アップルの「WWDC (Worldwide Developers Conference: 世界開発者会議)」
これらの開発者会議はソフトウェア開発者を対象としています。開発者会議では、新しい技術、新しいOS、新しいデバイスなど、今後のソフトウェア開発に影響するような事柄について、基調講演(キーノート)やセッションなどが開催されいます。
基調講演では、今後の方針や新技術の概要などが発表されます。セッションでは、基調講演で発表があった事柄について、事柄ごとにもっと掘り下げた内容の説明があります。
これらの開発者会議は、近年では5月から6月に開催されています。今年を含む3年間の開催日は以下の通りです。
Year | Microsoft Build | Google I/O | WWDC |
---|---|---|---|
2018 | 5/7, 8, 9 Seattle, WA | 5/8, 9, 10 Mountain View, CA | 6/4-6/8 San Jose, CA |
2019 | 5/6, 7, 8 Seattle, WA | 5/7, 8, 9 Mountain View, CA | 6/3-6/7 San Jose, CA |
2020 | 5/19, 20, 21 Seattle, WA | 5/12, 13, 14 Mountain View, CA | 未定(たぶん6月) |
この表を見てわかるように、Microsoft BuildとGoogle I/Oは、2018年と2019年は開催期間の一部がかぶっていました。そのため、両方の開発者会議に出席するのは不可能でした。
ところが、今年は、開催期間がちょうど一週間ずれています。また、開催地であるSeattleとMountain Viewの距離は1,300km程度なので、国内線の飛行機で移動すれば、両方に参加することが可能です。
今年は両方に参加することに決めました。
Microsoft Buildは、先着順で参加を受けつけているので、受け付け開始日に申し込めば必ず参加できます。2月の上旬に申し込み済みです。
しかし、Google I/Oは、参加の申し込みをすれば、参加できるものではありません。まずは、抽選の申し込みをする必要があります。申し込みした後、当選したら、Google I/Oに参加できます。
Google I/O 2020 の抽選の申し込み
今年のGoogle I/Oの抽選の申し込み期間は、2020年2月20日~2月26日10時(日本時間)です。申し込み順など申し込みのタイミングは、抽選の結果に影響しないということなので急ぐ必要はありません。締め切りの時間までに申し込みを完了すればよいです。私は2月25日の夜に申し込みました。
申し込みはWEB(英語)で行います。申し込みが完了するまでには、いろいろな項目の設定をする必要があります。これらはすべてを30分以内に完了する必要があります。
30分もあれば特に問題はないだろうと進めました。
名前、住所、緊急連絡先、職務、職務歴、交通手段、期間中の滞在予定エリア、シャトルバスを使いたいか、パーク&ライドをしたいか、参加チケットの種類、決済用クレジットカードの登録などいろいろ答えていきます。そして、途中で自身の証明写真をアップロードする必要がありました。もちろん事前に証明写真を準備していませんでした。急いで、写真を撮って、用意したのですが、写真の準備に時間がかかってしまい、制限時間オーバーとなってしまいました。
時間オーバーになると、最初からやり直しです。2回目は事前に写真を準備しておいたので、問題なく制限時間内に完了しました。
抽選申し込みが完了すると、以下のような「抽選申し込み完了」メールが送られてきました。
2月26日に抽選結果を連絡すると記載してあります。また、登録したクレジットカードで$1,150の事前承認していますが、抽選に外れた場合は、7日以内に解放されるとあります。また抽選の申し込みのキャンセルは2月25日17時(PST:アメリカ太平洋時間)まで出来るようです。
あとは、26日(日本だと27日)に、抽選結果のメールが届くのを待つだけです。
Google I/O 2020 抽選結果通知
抽選結果通知は2月27日3時49分に届きました。以下のメールです。
抽選結果メールの内容の概要は以下の通り。
Google I/Oに興味を持ってくれてありがとう。残念ながら、あなたは今年のイベントには選択されなかったよ。事前承認したチケット代は7日以内に戻されるよ。地域開催のI/O Extendedイベントに参加したり、君のデバイスで基調講演やセッションのストリーミングを見たりして、Google I/Oに参加してね。じゃぁね。
抽選に外れました。
Google I/O 2020の抽選結果は外れでした。というわけで、はじめてGoogle I/Oに参加しようとしたのですが、チケットが当たらず、いけないことが確定しました。残念です。
今年も例年通りマイクロソフト ビルド 2020だけ行くことにします。
2020年3月4日追記
Google I/O 2020が中止(オンライン開催に変更)
新型コロナウィルスの感染拡大の影響で、Google I/O 2020は、米国マウンテンビュー(Mountain View)に集まっての開催は中止すると発表がありました。抽選に当たったとしても、行けませんでした。
マイクロソフト ビルド 2020も中止になってしまうのでしょうか?
2020年3月13日追記
WWDC 2020が中止(オンライン開催に変更)
新型コロナウィルスの感染拡大の影響で、WWDC 2020は、米国サンノゼ(San Jose)に集まっての開催は中止すると発表がありました。オンライン開催に変更です。
現時点ではマイクロソフト ビルド 2020は中止の発表がありません。
2020年3月14日追記
Microsoft Build 2020が中止(オンライン開催に変更)
新型コロナウィルスの感染拡大の影響で、Build 2020は、米国シアトル(Seattleに集まっての開催は中止すると発表がありました。オンライン開催に変更です。詳細はこの投稿に記載しました。
2020年は、米国で開催される三つの大型ソフトウェア開発者会議が中止になってしまいました。残念です。
2020年3月22日追記
Google I/O 2020が完全に中止(オンライン開催も中止)
新型コロナウィルスの感染拡大の影響で、Google I/O 2020は、現地開催だけでなく、オンライン開催も中止すると3月20日(現地時間)にTwitterで発表がありました。完全に中止です。残念です。
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