前回の投稿で、VAIO RCのケースのフロントパネルの下部左側のUSB 2.0のポートの調子悪いので、スタッカブルUSB 3.0ポート基板を使い、USB 3.2化することにしました。その続きの投稿となります。
前回検討した、部品として、スタッカブルUSB3.0ポート基板とUSB 3.0内部ケーブルを購入しました。
スタッカブルUSBポート基板
購入したスタッカブルUSB3.0ポート基板は、Amazonで購入しました。どちらがうまく適合するかわからなかったので、以下の二種類を入手しました。
Pasotim 2X 20ピン-デュアルUSB3.0アダプターコンバーター デスクトップマザーボード19ピン/20Pヘッダー-2ポートUSBメスコネクタ、PH21 新品価格 |
マザーボード20ピンボックスヘッダスロットアダプタPCBAにエネルギー資源学会垂直デュアルUSB 3.0 A型女性 新品価格 |
ただし、このUSB3.0ポート基板には、PCケースに固定するためにネジ穴はないので、ネジで固定する部分は、別途用意する必要があります。これは3Dプリンターで印刷します。
上記のUSBポート基板からマザーボードをつなぐために、内部延長用 USB 3.0 ケーブルが必要です。内部延長用 USB 3.0 ケーブルを用意します。Amazonであれば、以下のようなものを入手できます。
アイネックス ケース用USB3.0延長ケーブル USB-013A 新品価格 |
カモン 【(COMON)製】USB3.0/IDC20Pinケーブル(オス←→メス)/0.25m【20MF-025】 新品価格 |
上記の延長用ケーブルは、30cm程度のものです。私は、50cm程度のものが欲しかったので、AliExpressで見つけた50cmの内部延長用USB 3.0ケーブルを入手しました。
なお、USB 3.0 延長用ケーブルには、ケーブル部分にフラットケーブルを使った安いものも見つかります。しかし、USB 3.2 Gen 1は、5Gbpsの高速な通信速度です。通信障害が発生する可能性があるので、ノイズ対策がされていないフラットケーブルを使ったものを利用するのは避けましょう。
USB 3.0 内部延長用ケーブル
入手した50cmの内部延長用USB 3.0ケーブルです。Amazonでは、50cmのものを見つけられなかったため、AliExpress で入手しました。AliExpress の場合、中国本土からの配送なので、時間がかかりますが、全体的に安めの価格設定となっています。
ただ、AliExpress には、いい加減な製品もあるので気を付ける必要があります。
スタッカブルUSB3.0ポート基板 ♯1
入手した一つ目のUSB3.0ポート基板です。Amazonで入手しました。
この基板は、USBポート部分が、基板の端面からはみ出しています。VAIO RCのケースから外したUSBポートケーブルもポート部分が端面からはみ出しています。そのため、ちょうど良いと考えました。
延長用内部USB 3.0ケーブルを接続すると以下のようになります。
USB 3.0 ポート基板とUSB 3.0ケーブルの接続は問題なくできます。
これを、VAIO RCのケースの前面ポートパネルに仮置きしてみます。それが下記の画像です。
ここで問題が発生しました。USB 3.0ケーブルを接続したときの基板の下側の厚みが大きすぎることがわかりました。
この厚みにより、前面ポートパネルにUSB 3.0ポート基板を仮置きすると、延長ケーブル側が上側に傾いてしまいます。
その結果、USB 3.0 ポート端面側が傾いてしまいます。
USB 3.0のポートが傾いているため、これにUSBデバイスをつなごうとしたとき、少し下から傾けて挿す必要があります。このポートは、VAIO RCのケース最下部にあるため、傾けて挿すには、床に干渉します。
逆方向の傾きであれば問題なかったのですが、これでは、USBメモリなどでも床に干渉する可能性があります。
このUSB3.0ポート基板の利用は無理そうです。
スタッカブルUSB3.0ポート基板 ♯2
入手した二つ目のUSB3.0ポート基板です。Amazonで入手しました。
この基板は、USBポート部分が、基板の端面と同じ位置となっています。VAIO RCのケースから外したUSBポートケーブルはポート部分が端面からはみ出しています。VAIO RCのケースへの取り付けには、基板部分の端面が障害になる可能性があります。障害になった場合は、対策を考えることとします。
延長用内部USB 3.0ケーブルを接続すると以下のようになります。
USB 3.0 ポート基板とUSB 3.0ケーブルの接続は問題なくできます。
これを、VAIO RCのケースの前面ポートパネルに仮置きしてみます。それが下記の画像です。
USB 3.0 ポート基板#1で発生した傾き問題は発生しませんでした。USB 3.0 ポート基板#2は基板の長さ(奥行き)が長いです。そのため、USB 3.0ケーブルを接続したときに干渉する部分が少し薄いケーブルコネクタの先端部分だけとなります。その結果の基板の下側の厚みの干渉が問題なくなりました。
ほんの少し(1mm程度)ですが、この厚みが減少したことにより、前面ポートパネルにUSB 3.0ポート基板を仮置きしても、干渉しなくなりました。
その結果、USB 3.0 ポート端面側の傾きはほとんどなくなりました。
若干傾いているように見えますが、まだ仮置きしただけで、固定はしていません。ちゃんと固定すると、傾きはほぼなくなります。
この状態であれば、USBデバイスをつなごうとしたとき、少し下から傾けて挿す必要はなく、ほぼ水平に挿すことができます。このポートは、VAIO RCのケース最下部にありますが、水平に挿すことができるため、USBメモリなどでも床に干渉しません。
このUSB3.0ポート基板♯2を利用して、USB 2.0のポートをUSB 3.0化できそうです。
次回は、上記のUSB3.0ポート基板♯2を、フロントパネルのUSBポート部に固定します。
“VAIO RCのケースで最新PC(Z790、第13世代CPU)を組み立てる#15 既存のフロントUSB 2.0 Type-A ポートのUSB 3.2化 3” への2件の返信