日本マイクロソフトの本社ビルで6月下旬にMicrosoft Build Japan 2023が開催され、参加してきました。
この投稿では、Microsoft Build Japanの主にオンライン参加ではわからないDay 1の会場の雰囲気を伝える内容に特化しています。基調講演やセッションの内容については、資料公開やオンデマンドビデオ公開が予定されています。この投稿の最後にあるリンクなどを参考に別のサイトを参照してください。
まずは、Microsoft Build Japan 2023の開催概要です。開催概要は、マイクロソフトの参加登録案内サイト からの引用です。
Microsoft Build Japan 2023 開催概要
日本の開発者様向けに、米国 Microsoft 主催の年次開発者会議「 Microsoft Build 」で発表された最新情報や日本のオリジナルコンテンツをお届けする「 Microsoft Build Japan 」を 6 月 27 日 – 28 日の 2 日間、オンライン / 東京会場のハイブリット形式で開催します。 製品やエンジニアリングのエキスパートたちが、最新の技術情報をお届けし、未来を築くためのアイデアを共有します。AIによる新しい機会を発見し、知識とスキルを向上させましょう。
Day1 トピック:AI、.NET、クラウド開発、データプラットフォーム、Windows
Day2 トピック:AI、開発ツール、DevSecOpsとSRE、ローコード Collaborative Apps、Security
参加対象:開発者、IT に携わる全てのエンジニア (学生含む)、データまたはセキュリティに関わるプロフェッショナル
Day1(6/27)アジェンダ
[オンライン&東京会場]
10:00-11:45 【Keynote】 Microsoft Cloudで加速するAI時代の開発
12:00-12:45 GPTシステム開発を加速するAzureサービスの活用とイオン様におけるChatGPT導入
13:00-13:45 Windowsでの開発者向けの新しいエクスペリエンス
14:00-14:45 .NET 8を活用したクラウドネイティブ開発
15:00-15:45 Microsoft Fabric – AI 時代のデータ分析(概要編)
16:00-16:45 Azure AIとAzure Kubernetes Serviceを統合し、インテリジェントなアプリを構築
17:00-17:25 富士フイルムシステムズ 豊福社長と語る、AIを活用した開発とAI人材の創出
[会場限定プログラム]
13:00-13:45 Azureコンテナサービス最新アップデート ~AIをフル活用したモダンなアプリケーション開発~
14:00-14:45 最新事例から学ぶAzure OpenAI + Cosmos DBの活用方法
15:00-15:45 Azure OpenAI Serviceを活用したAI SaaSプロダクト開発の実践
16:00-16:45 Microsoft Fabric – AI 時代のデータ分析(詳細編)
17:00-17:30 LLMアプリの企画からAzure OpenAIやCosmos DBをもちいたLLMアプリの本番構築までの課題と解決策
11:30-17:30 Microsoft MVPによるAIハンズオン・Table Topics、ミニセッション(Copilot、Startups、認定資格のご紹介等)、Expert Meetup、Ask the Experts、Expo
17:30-18:30 Networking Party
Day2(6/28) アジェンダ
[オンライン&東京会場]
10:00-11:40 【Keynote】 AI新時代を支えるCopilotエコシステム
12:00-12:45 Azure AI アップデート
13:00-13:45 Azure Open AI Service を利用する Teams Bot アプリの開発
14:00-14:30 コンシューマー向けアプリのセキュアな開発!Microsoft Entra External Identityでできること。
14:45-15:30 Power PlatformにおけるAIイノベーション
15:45-16:30 GitHub Advanced Securityで安全なコードをシップする
16:45-17:30 GitHub Copilotライブデモ&GitHub Copilot Chatで色んなプロンプトを試そう
[会場限定プログラム]
13:00-13:45 クラウドネイティブと AI がもたらす開発ツールとワークフローの進化
14:00-14:30 ここまで出来る! 実践活用で見えてきた Azure OpenAI Service を使いこなすポイントとアーキテクチャ
14:45-15:30 Azure Machine Learning アップデート
15:45-16:30 メルカリ生成AI / LLM専任チームの取り組み
11:30-17:30 Microsoft MVPによるAIハンズオン・Table Topics、ミニセッション(Copilot、Startups、認定資格のご紹介等)、Expert Meetup、Ask the Experts、Expo
17:30-18:30 Networking Party
Microsoft Build 参加方法
① オンライン(Day1&Day2):無料
キーノートや主要なブレイクアウトセッションにアクセスすることができます。
② 東京会場(Day1):無料
③ 東京会場(Day2):無料
キーノートやブレイクアウトセッションの他、会場のみで実施するセッション、ハンズオン等に参加することができます。またExpoでは最新のテクノロジを体験し、各ソリューションのエキスパートに直接質問することができます。その他ネットワーキングの機会やイベント限定のオリジナルグッズもご用意しております。
日本マイクロソフト 本社ビルと入館証
Microsoft Build Japan 2023の会場は、東京 品川にある日本マイクロソフト 本社ビルの30階と31階です。
エントランスでは、日本マイクロソフトの通常の外来受付ではなく、その奥に用意されたMicrosoft Build Japan 2023専用の受付で入館証を受け取ります。
Microsoft Build Japan 2023専用受付では、二十歳を超えているかどうかの確認がありました。二十歳未満の場合は、区別できるように入館証に印がつきます。各日の最後には Networking Party が開催されます。このときのドリンク提供において、アルコール類の提供で入館証で判断できるようにしているようです。
Day 1とDay 2の入館証では、違いがすぐ分かるように、上部の帯の色が異なります。Day 1は赤色、Day 2は紫色です。なお、入館証は、退館時にストラップを含むすべてが回収され、持ち帰ることはできませんでした。
入館証の裏には、ランチ チケットが同梱されていました。参加者が特定の時間に集中しないように、ランチの時間帯は、指定されています。
フロアマップ
Microsoft Build Japan 2023は、日本マイクロソフトの本社ビルの30階と31階で開催されました。ランチとネットワーキングパーティーは、13階の社員食堂を使いました。
セッションは、31FのセミナールームA(マップのエメラルドグリーン色)とセミナールームC&D(マップのオレンジ色)を使い、キーノートセッション以外は、二つのセッションが同時に開催されました。
各セミナールームの横のLoungeには、Ask the Exportsテーブル(マップの31階の紫色)が用意され、セッションが終わった直後にそのセッションの登壇者がその場にきます。セッション後に登壇者に質問したいときはこの場所でできました。
Expo(マップの黄緑色の各小部屋)は、パートナーやマイクロソフトやパートナーの製品・技術について、担当者が説明をしてくれました。
セッション会場
Day 1のキーノートが始まる前のセッション会場(セミナールームC&D)が、以下の写真です。
左のステージは、セッションの登壇者がしゃべるところです。ステージの真ん前の前から2列の席はプレス席として確保されていました。プレス席だけは、ミニテーブル付きのチェアーでした。一般参加者の席は、袖なしのチェアーです。
キーノートが始まる前には、このセミナールームは満席になり、もう一つのセミナールームに案内された方もいたようです。
Day 1 タイムテーブルと概要
会場では、下記のタイムテーブルのように、最大で7つが同時に開催されていました。
7つとは、
- セッション1 (31F セミナールーム C&D)
- セッション2 (31F セミナールーム A)
- ハンズオン (31F VIP Board Room)
- テーブルトピック (31B12)
- ミニセッション (30F MTC Stage)
- エキスパート ミートアップ (30F MTC)
- Expo (31F / 30F)
です。
Day 1の各時間枠の詳細は以下の通りです。この画像はイベントDay 1のPDF ファイル(Build Japan Guide Day1 全体版.pdf)から抜粋しました。
オンラインで、ライブ配信されていたのは、31F セミナールーム C&Dで開催されたオレンジ色の部分のセッションです。
セッション2 (31F セミナールーム A)は、セッション1と同じように、椅子がきれいに並べあっれた部屋です。セッションの開催形式も、セッション1と同じです。
テーブルトピックは、 通常のテーブルのある会議室 (31B12)で、テーブルの周りの椅子に座り、発表を聞く形式です。会社などの会議室で打ち合わせをしているようなスタイルでした。
ミニセッションは、30Fのオープンスペースのステージで開催されていました。
Day 1のキーノート (Microsoft Cloud で加速するAI 時代の開発)
Day 1のキーノートでは、日本マイクロソフトの役員などのそうそうたるメンバーによるプレゼンが行われました。米国のMicrosoft Buildと同様に、AIのオンパレードです。
Day 1 のその他のセッション
その他のセッションも一部のみ写真を撮りました。
Windows での開発者向けの新しいエクスペリエンス
大田 一希さんによる開発環境関連のプレゼンテーションでした。
DevBox, Dev Home セットアップ機能、Dev Home ダッシュボード機能, Dev Driveなど、開発者にとって、すぐにでも使い機能が満載でした。
発表者の太田さんに確認しましたが、マイクロソフト社員は、GitHub Copilotなどの費用は当たり前のように会社が払ってくれているので、費用については気にしたことがないとのこと。エンジニアが、費用などを気にせず、エンジニアリングに専念できるのはいいですね
.NET 8 を活用したクラウド ネイティブ開発
井上 章さん と ちょまどさん による、.NET 8のプレゼンテーションでした。
イベントのリンクなど
この投稿か書いている時点で、オンデマンドビデオは公開されていなかったので、オンデマンドビデオのリンク情報はありません。
公式サイト
公式サイトは、マイクロソフトの参加登録案内サイト です。Microsoft Build Japan 2023の開催概要などの情報です。
Day 1 公開資料
Keynote & Breakout (セミナールームC&D ) の発表資料
▼Breakout (セミナールームA )
https://aka.ms/buildjapan.day1.breakout2
▼Mini Session
https://aka.ms/buildjapan.day1.minisession
▼Table Topics
https://aka.ms/buildjapan.day1.tabletopics
Day 2 公開資料
Keynote & Breakout (セミナールームC&D ) の発表資料
▼Breakout (セミナールームA )
https://aka.ms/buildjapan.day2.breakout2
▼Mini Session
https://aka.ms/buildjapan.day2.minisession
▼Table Topics
https://aka.ms/buildjapan.day2.tabletopics
以上、Microsoft Build Japan 2023のDay 1に関する投稿でした。
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