米Micosoftが主催する開発者カンファレンスが毎年米国で開催されます。Microsoft Buildです。2020年から新型コロナウィルス(COVID-19)の影響で一般参加者の対面会議は中止となり、オンライン開催となりました。2023年から通常開催になりました。2025年の今年も通常開催です。
Build 2024の登録が開始
Microsoft Build のサイトは、参加登録が始まっていないときは、前回開催ののBuildの情報が参照できるだけでした。
Microsoft Build 2025においては、開催されることが発表された2025年2月上旬にイベント情報案内用のメールアドレスを登録してたので、参加登録の開始のタイミング(2025年3月6日 米国時間)でメールでの通知がありました。
実際に通知メールをもらった後、Microsoft Buildのサイトにアクセスしたら、Microsoft Build 2025の登録が開始していました。ついにMicrosoft Build 2025の参加登録が開始しました。
去年同様、対面会議の現地参加とオンライン参加の両方の参加登録を受け付けていました。
登録が開始したことの紹介は前回の投稿で紹介しました。今回は、実際の登録について位の紹介です。
Microsoft Build 2025 開催概要
今年のMicrosoft Build 2025の開催概要は、以下の通りです。

Microsoft Build 2025
When:
Global digital event
May 19–22, 2025 PDT
Seattle in-person
Event dates: May 19–22, 2025 PDT
Where:
Washington State Convention Center | Arch Building
Seattle, WA
Where to stay:
We have negotiated discounted rates for hotels near the venue. You will get a chance to pick a hotel once you’ve completed the registration process.
Pricing:
Global digital event Price: Free
Seattle in-person conference Price:
$1,125.00 (Early bird until April 9, 2025 April 16, 2025)
$1,525.00 (Full price after April 9, 2025 April 16, 2025)
参加登録をする
今年のBuild 2025の対面開催の参加登録は、3月6日から開始しましたが、3月下旬の時点でも売り切れになっていないので、まだ、現地参加の参加登録は可能です。ただし、会場周辺のホテルの空きがあるはわかりません。少なくとも、通常の予約方法では開催期間中は高騰していると思います。
まだ、売り切れていないことが分かったので、参加登録を開始しました。
まずは、Microsoft Buildのホームページ(https://build.microsoft.com/en-US/home 英語)を開きます。

Microsoft Buildのホームページの右上、もしくは、左下にある「Register now」ボタンをクリックします。すると、登録のトップ画面へ遷移します。
参加登録のトップ画面では、参加の種類の説明があります。Seattle (In person、対面での現地参加)とDigital (Online、インターネットからの参加)の二種類です。

シアトルでの対面参加の場合は、デジタル参加のストリーミング視聴できるもの(キーノートやブレイクアウトセッションなど)が対面で参加できます。対面参加の時は、各セッションの最後にエキスパートエンジニアである登壇者がQAに答えてくれます。
シアトルでの対面参加では、オンライン参加にはない、ハンズオンラボやライブデモなどにも参加できます。マイクロソフトやパートナー企業のエキスパートエンジニアに気になる技術・製品などについて直接QAできます。
シアトルでの対面参加の内容には、Microsoft Build Challengeとの記載もあります。これは、過去にあったものは、特定の課題(PC上のプログラムの課題だったりAzureの課題など)が与えられそれをクリアするとポイント数によって景品が必ずもらえたり、より高価な景品の抽選権が得られるものでした。
また、Evening Celebrationとも書いてあるので、3日目の夜にCelebration party (飲食および、いろいろなアクティビティ)があり、これにも参加できます。
2023年の場合、許可制であったGitHub Copilotのプレビューに優先して参加できる権利もありました。
二つの参加方法の違いを確認して、「Let’s go >」ボタンをクリックします。
アカウントの種類

登録には、何らかのアカウントでサインインをする必要があります。使用できるアカウントは「マイクロソフトアカウント」、「GitHubアカウント」、「LinkedInアカウント」、「メールアドレス」です。私は例年マイクロソフトアカウントでサインインしているので、今年もマイクロソフトアカウントを使いました。

使用するアカウントタイプとメールアドレスが期待したものであれば、「Confirm and register」ボタンをクリックします。
パスの種類
パスの種類は3種類あります。

- Seattle in-person full access pass
- Digital access pass
- RSVP code
です。
一つ目がシアトルでの対面参加も含めすべてのリソースにアクセスできるフル アクセス パスです。フル アクセス パスは有料です。
二つ目がオンライン参加のためのデジタル アクセス パスです。デジタル アクセス パスは無料です。
三つ目はマイクロソフトの関係者から招待された時の専用コードを使い、参加登録するものなので一般参加の場合は関係ありません。
Seattle in-person full access pass
フルアクセスパスは有料です。$1,525.00 です。ただし、2025年4月9日 2025年4月16日(米国 太平洋時間)までは、早期割引価格で$400の割引になり、$1,125.00 です。

Digital access pass
デジタルパスは無料です。キーノートや一部のブレイクアウトセッションが世界中からストリーミング視聴できます。

RSVP code

参加者情報の入力

次は、参加者情報の入力です。以下の情報を順次入力していきます。
- First name *
- Last name *
- Badge first name *
- Badge last name *
- Job title or current role *
- GitHub handle
- Company / organization *
- Professional phone *
- Professional email *
- Confirm email address *
- CC email address
- Country / region of residence *
- City *
- Zip / postal code
- Are you an active member of one of the following Microsoft programs? *
- Are you Media or an Analyst? *
- Dietary accommodations
- Additional accommodations
- Connection preferences
- Terms and conditions
参加登録は30分以内に完了しないともう一度アカウントの認証が必要となります。なので、あまり時間をかけずに入力してきます。ただ、アカウントの再認証したとしても、以前に入力した情報は保存されているので、はじめから入力しなおす必要はありません。
興味のあるトピック
参加者情報を入力が終わったら、去年は、興味のあるトピックの選択がありました。下記の画面は去年(2024年)の興味あるトピックの設定画面です。

しかし、今年の登録の手順の途中にはこの「興味あるトピック」の画面はありませんでした。
ただ、登録完了後に、参加者のプロファイル設定のところで、興味のあるトピックを設定できました。

セレブレーションパーティーの追加のゲスト (今年は項目がない)
次は、例年なら夜に開催されるセレブレーションパーティに、Build 2025に参加していない同伴者を連れていく場合の選択がありました。一人当たり$100.00の追加費用が掛かりますが、友人や配偶者などの同伴者をパーティに連れていくことができました。なお、会場ではアルコール飲料が提供されているので、同伴者は21歳以上である必要がありました。
しかし、今年の参加申し込みでは、この選択がありません。追加のゲストを連れていけなくなったのでしょうか?
下記の画像は、Build 2025の申し込み画面ではなく、参考のためのBuild 2024の申し込み画面です。

今年は同伴者をパーティーに連れていけないのかをMicrosoft Build 2025の事務局に問い合わせてみました。すると、
Per guest passes for the Build party - this year there are no guest passes being provided.
Buildパーティーのゲスト・パスについて - 今年はゲスト・パスの提供はありません。
という返事が返ってきました。今年は同伴者をパーティに連れていくことはできないようです。
ホテルの予約
その後、ホテルの予約ができるようになるので、マイクロソフトが用意したホテルリストからホテルを選びます。2019年までの会場の建物(WSSC Arch)では、会場に一番近かったのはSheraton Hotelでした。去年の会場は2ブロック隣の建物(WSSC Summit) でした。この会場に一番近いのは、Hyatt系のホテルとなります。
2025年の会場はWSSC ArchなのでSheraton Hotelが一番近いホテルとなります。
今回、画面キャプチャーをとったときには、空いているホテルは一つしかありませんでした。

このホテル($289 ⁺ 15.7% tax, plus 2.3% STIA per night) のみが、まだ、満室になっていませんでした。マイクロソフトが確保している特別レートの価格なので、同じホテルを一般で予約するよりは安いと思います。
そのため、満室になる前に、宿泊期間を開催期間より長めにして即予約です。このMicrosoft Buildの登録サイトでのホテルの予約は、サイト上で4月21日まで無料で自由に変更・キャンセルできます。また、4月21日を過ぎたら、4月22日から4月28日までは変更もキャンセルもできませんが、4月28日から宿泊の3日前までは、ホテルに直接連絡すれば無料で変更・キャンセルできます。そのため、他の手段でこの価格より安いホテルを確保できていないなら、満室になる前に宿泊期間を長めにして即予約です。
長めの宿泊期間で予約するのはもう一つ理由があります。Microsoft Buildに参加登録すると、しばらくして、Microsoftから個別開発イベントの招待メールが届くことがあります。その開催がMicorosot Buildの開催期間の前後の日付だったりします。そこで、招待メールが来た時に参加できるようにホテルの宿泊期間を長めに押さえておきます。いままでも、Azure Machine Learning Studio、Azure Cognitive Services、Visual Studio、XamarinやOffice 365、.NET Core 3などのハンズオンラボや開発者ミニイベントなどに招待されたことがあります。
去年ありませんでしたが、一昨年は、Pre-day Workshop Add-onとして、前日(Day 0)の2023年5月22日に有料のワークショップが用意されていました。今回は、現時点では、有料のワークショップの情報はありません。
支払い
最後に、Microsoft Build 2025の参加費用を支払うためにクレジットカード番号を入力して、Microsoft Buildの登録を済ませます。

2025年4月9日追記
Microsoft Build 2025の参加費の早期割引の期限が4月9日から4月16日に延長されました。これに合わせて投稿内の記述も修正しました。
今回は、3月6日に参加登録が開始した対面イベントのMicorosot Build 2025の参加登録の紹介でした。