Microsoft Build 2023の参加登録が始まった

米Micosoftが主催する開発者カンファレンスが毎年米国で開催されます。Microsoft Buildです。2020年から新型コロナウィルス(COVID-19)の影響で一般参加者の対面会議は中止となり、オンライン開催となりました。今年は、一般参加者も対面会議に参加できるようになりました。新型コロナウィルス(COVID-19)の前の状態に戻りました。

Build 2023の登録が開始

Microsoft Build のサイトは、参加登録が始まっていないときは、去年のBuildの情報が参照できるだけでした。

新型コロナウィルス(COVID-19)より前の、例年はメールアドレスをサイトに登録して、案内メールが届くことにより、登録の開始日時・時間を把握していました。

Microsoft Build 2023においては、イベント情報案内用のメールアドレスを登録することができなかったので、登録開始日時は把握できていませんでした。

私は、案内が来ていなくても、例年参加登録が開始する2月から3月の間は、定期的にMicrosoft Buildのサイトをアクセスしていました。

3月13日の週に、Microsoft Buildのサイトにアクセスしたら、Microsoft Build 2023の登録が開始していました。ついにMicrosoft Build 2023の参加登録が開始しました。

それも、オンライン参加だけでなく、一般参加者の対面会議の参加登録も受け付けていました。

Microsoft Build 2023 開催概要

今年のMicrosoft Build 2023の開催概要は、以下の通りです。

Build 2023 banner

Microsoft Build 2023
When:
Global digital event 
May 23–24, 2023 PDT
Seattle in-person 
Pre-Day workshops: May 22, 2023 PDT
Event dates: May 23–25, 2023 PDT
Where:
Washington State Convention Center
Seattle, WA
Where to stay:
We have negotiated discounted rates for hotels near the venue. You will get a chance to pick a hotel once you’ve completed the registration process.
Pricing:
Global digital event Price: Free
Seattle in-person conference Price: $1525.00 (does not include hotel)

開催場所

場所は、新型コロナウィルス(COVID-19)前の対面開催であった2019年と同じワシントン州コンベンションセンター(WSCC)で行われます。

WSCC Entrance (WSCC Arch building)

シアトルのコンベンションセンター(WSCC)で開催になる前は、サンフランシスコのモスコーニ・センター(Moscone Center)で開催されていました。この モスコーニ・センター のリノベーションのタイミングで、シアトルでの開催に変わった気がします。そのモスコーニ・センターのリノベーションも終わったので、サンフランシスコ開催に戻るかと思いましたが、シアトル開催のままですね。

場所は、前回の対面開催と同じWSCCですが、建物は異なります。新型コロナウィルス(COVID-19)が発生する前からWSSCは拡張工事中でした。それが完成して、その新しい建物での開催となります。

WSSCの既存の建物と新しい建物は、ブロックが二つくらい離れており、距離があります。そのため、建物を区別できるように、WSCCの名称は、既存の建物はWSCC Arch、新しい建物はWSCC Summitとなりました。

Microsoft Build 2023では、WSCC Summitが会場となります。

WSCC Entrance (WSCC Summit building)

開催期間

開催期間は2023年5月23日(火)から5月25日(木)です。スケジュールの詳細がまだ開示されていませんが、例年の状況から、現地での登録は前日の5月22日(月)から始まります。例年、初日に行われる基調講演(キーノート)は、朝早くから長蛇の列となります。そのため、現地での登録は前日に済ませておくのが良いです。

前回の対面開催であった2019年の開催期間は 2019年5月6日(月)から5月8日(水) で、開催期間はちょうど日本のゴールデンウイーク明けでした。そのため、日本から参加する場合は、ゴールデンウイークの後半に米国に向かいました。

しかし、今年は、開催期間が前回の対面開催より2週間遅くなりました。Microsoft Buildへの参加のためにゴールデンウイークの後半をつぶす必要はなくなりました。

参加費用

Microsoft Build 2023の参加費用は、$1525.00(約20万円)です。これは、会議の参加費用のみで、ホテル費用、食事費用、交通費などは含まれていません。

過去の値段は以下の通りです。

Build 2014: $2,095.00
Build 2015: $2,095.00
Build 2016: $2,195.00
Build 2017: $2,195.00
Build 2018: $2,495.00
Build 2019: $2,395.00
Build 2020: $2,395.00 (対面開催はキャンセルされ、オンライン開催に変更)、Free (オンライン)
Build 2021: Free (オンラインのみ)
Build 2022: Free (オンラインのみ)
Build 2023: $1,525.00(対面)、Free (オンライン)

2019年までは、多少の値段の変化はありますが、基本的に$2,000超(20万円超)で、高額です。4年ぶりの対面開催では$1525と、ドルベースではだいぶ安くなりました。しかし、当時より円安なので、日本円では相変わらず20万円超です。

2023年3月に参加の申し込み開始

私は参加申し込みが開始されるとのアナウンスをメールなどでは通知を受けていません。しかし、今週の3月15日に、Build 2023のサイトにアクセスしたら登録が開始していました。そのため、登録が開始した正確な日時・時間は不明です。

2013年前後のMicorosot Buildの参加申し込みは、20万円程度の高額にもかかわらず、1時間以内で売り切れになるほどの込み具合でした。ただ、対面開催の最後の2-3年は開始直後に売り切れることはなくなりました。

Microsoft Buildの参加申し込みでは、同時にマイクロソフトのコーポレート価格で周辺のホテルの予約ができます。Microsoft Build開催中は周辺のホテルは高額で、一泊$300を超えることは当たり前です。しかし、Microsoft Buildの申し込みと同時に予約できるホテルは、一泊$200台のホテルもあります。Microsoft Buildのサイトから予約できるホテルの部屋数にも枠があるので、会場近隣の安めの$200台のホテルはすぐに売り切れになってしまいます。そのため、近隣の安めのホテルを予約したい場合は、Microsoft Buildの登録サイトから、なるべく早く予約したほうが良いです。

参加登録をする

今年のBuildの対面開催の登録は、いつのまにか開始していましたが、まだ売り切れになっていないので安心しました。また、登録がいつ開始したかわからないため、会場周辺のホテルの空きがあるかも不安でした。

登録が開始していることがわかったので、急いで登録を開始しました。

Microsoft Build 2023 – account type for registration

登録には、何らかのアカウントでサインインをする必要があります。使用できるアカウントは「職場また学校アカウント(Azureアカウント)」、「マイクロソフトアカウント」、「LinkedInアカウント」、「GitHubアカウント」です。私は例年マイクロソフトアカウントでサインインしているので、今年もマイクロソフトアカウントを使いました。

個人情報とクレジットカード番号を入力して、Microsoft Buildの登録を済ませます。その後、ホテルの予約ができるようになるので、マイクロソフトが用意したホテルリストからホテルを選びます。前回までの会場の建物(WSSC Arch)では、会場に一番近かったのはSheraton Hotelでした。今回の会場は2ブロック隣の建物(WSSC Summit) です。この会場に一番近いのは、Hyatt系のホテルとなります。今回はこのホテルがリストにあるか探します。

これらのホテル($269 ⁺ 15.7% tax, plus STIA $4.00 per night) はリストにあり、まだ、満室になっていませんでした。

そのため、満室になる前に、宿泊期間を開催期間より長めにして即予約です。このMicrosoft Buildの登録サイトでのホテルの予約は、サイト上で4月26日まで無料で自由に変更・キャンセルできます。また、4月26日を過ぎても、宿泊の3日前までは、ホテルに直接連絡すれば無料で変更・キャンセルできます。そのため、満室になる前に宿泊期間を長めにして即予約です。

Microsoft Build 2023 – Optional add-ons

長めの宿泊期間で予約するのはもう一つ理由があります。Microsoft Buildに参加登録すると、しばらくして、Microsoftから個別開発イベントの招待メールが届くことがあります。その開催がMicorosot Buildの開催期間の前後の日付だったりします。そこで、招待メールが来た時に参加できるようにホテルの宿泊期間を長めに押さえておきます。いままでも、Azure Machine Learning Studio、Azure Cognitive Services、Visual Studio、XamarinやOffice 365、.NET Core 3などのハンズオンラボや開発者ミニイベントなどに招待されたことがあります。

ただ、今年は、Pre-day Workshop Add-onとして、前日の5月22日に有料のワークショップが用意されています。そのため、個別の招待イベントはないかもしれません。

Pre-day Workshop Add-on
May 22, 2023
11:00 AM – 5:00 PM PDTime
$225.00

2023年3月19日(日本時間)時点では、以下の7つの有料ワークショップが予定されています。

  • Develop and deploy modern Java apps with Microsoft Azure
  • Improve developer productivity with GitHub
  • Power up low code with pro code
  • Containers in the cloud: Microsoft Azure container apps and Azure Kubernetes Service
  • Build Microsoft Teams apps leveraging existing software investments
  • Make AI real in a day with Azure AI
  • Build reliable web apps with Microsoft Azure and Microsoft .NET

全体的にAzureよりの内容が多くなっています。


今回は、先週に参加登録が開始した対面イベントのMicorosot Build 2023の紹介でした。


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