2018年6月17日に日本マイクロソフト本社で「Insider Dev Tour 東京」が開催されました。参加してきましたのでその報告です。
招待状
5月15日に件名が「Join us for the Insider Dev Tour this June!」の英語メールが私に届きました。メールを要約すると「Insider Dev Tourを開催するから登録しない?」という内容でした。開催は海外だけだろうと思いましたが、どこで開催されるのか確認するためにメールに記載のURLにアクセスしてみました。開催地はかなり多く40か所もありました。その中に日本(東京)も含まれていました。登録サイトが英語だったので、当日も英語かと思いきや、「日本では日本語でやるよ」と記載がありました。6月17日は週末でしたが、せっかくなので参加してみようと、「Register Now」ボタンをクリックして登録しました。すぐに登録完了の英語メールが届きました。
エントランス
そして、6月17日になったので参加してきました。場所は、品川駅の近くにある日本マイクロソフトの本社ビルです。スケジュールは、11時から18時までとなっていました。私は10時20分くらいにエントランスにつきましたが、そこには警備員が一人いただけです。警備員に聞いたところレジストレーションは10時30分からなのでもうしばらく待ってくださいとのこと。時間になったら、フリッパーゲートを通るために必要なQRコードが印刷された入館証をもらいました。
入館証をフリッパーゲートにかざしエレベーターホールから31階に向かいます。31階にも案内板がありました。指示の通りに進みます。セミナールームの隣のエリアは工事中でした。ビニールで床等が養生してありました。
セミナールーム
今回の会場であるセミナールームC&Dの入り口には、壁にマイクロソフトのロゴがありました。入り口で、名簿に名前を書いて、名札をもらって、セミナールームに入りました。セミナールームは、前方の3列はテーブルが用意されており、後方の4列は椅子のみでした。私は前方のテーブル席を確保しました。
11時に近づくにつれどんどん人が増え、11時になるころには、ほとんどの席が埋まりました。おおよそ110人くらいでしょうか。11時になったら、キーノートが始まりました。
キーノート
今回のスピーカーはここに記載されているように、一人以外は全員日本人です。Dave Crawfordは、米国マイクロソフトから来日しました。Daveの話から始まりました。メモを見ながら日本語で自己紹介していました。日本が好きで、日本語を勉強しているとのこと。自己紹介はすべて日本語でした。ただ、「キーノートを日本語でやるのは無理なのでごめんなさい」と言って、キーノートは英語で始まりました。
内容は、
- Microsoft Azure
- Microsoft 365
をメインとして、AI、機械学習、Visual Studio、Time Line、Microsoft Graph、IoT、MSIX、XAML Island、.NET core、Microsoft Layout、MR/VRなど、Build 2018の内容のポイントを駆け足で話した感じです。ただ、「Insider Dev Tour」は開発者を対象としているので、開発よりな内容が多かったです。
ランチ
ランチの時間は、ケータリングでした。ランチの終わりの時間には、クイズ大会がありました。賞品は開発キット付きのラズパイです。3種類の開発キット付きラズパイが用意されていました。クイズは3人の勝ち抜きで、一つでも間違えるとその時点で落選です。クイズの内容は、「Insider Dev Tour」で説明した内容からとのことでしたが、それ以上に細かい内容のものが多かったと思います。
私は、最後のほうまで残ったのですが、ngrok.ioの問題が正解できずそこで敗退です。この次の問題が正解すれば、入賞できました。私は「ngrok.ioの問題」以外は、その後の問題もすべて正解は分かりました。結局正解が分からなかったのはngrok.ioの問題だけでした。残念でした。
日本独自のアジェンダ
「Insider Dev Tour」のアジェンダは、開催地によらず同じであるとのこと。ただ、ひとつのアジェンダのみは、開催地で自由に内容を決めていいことになっているとのこと。日本では、「Blob Storage – Static Websites support」というタイトルで、Azure Blob storageを使ったStatic Web site構築の話題でした。Azureを使ってWebサイトを構築するときは、普通はAzure Web App Serviceを使います。ただ、「独自ドメイン、https」を使うためにはSharedレベル以上を使う必要があるので、それなりにコストがかかります。静的なWebサイトであれば、Azure Blob storageを使うと低コストでできますよ。という内容でした。特に、Build 2018以降では、Azure Blob storageでもデフォルトファイルを指定できるようになったので、より使えるようになったとのこと。デフォルトファイルとは、例えば、https://aaa.bbb.ccc/ とした場合(ファイル名が指定されていない場合)に、返されるファイルのことです。Build 2018以前のAzure Blob Storageではエラーになったが、Build 2018以降は機能拡張されて、デフォルトファイルが指定できるようになったとのことでした。最終的に静的なWebサイトは、
- Azure Web App Service
- Azure Blob storage
- Azure Blob storage + Azure CDN
- Azure Blob storage + Azure Functions Proxies
の方法があるので、Pros/Cons(長所/短所)で使い分けてね。コストをかけることができる場合はAzure Web App Serviceですが、低コストにしたい場合は後者3つの方法を使うことができるよ。という話でした。
休憩時間
アジェンダの合間は休憩時間です。休憩時間は、トイレとドリンクの確保です。ゲスト用会議室がある日本マイクロソフトの31階は、ドリンク冷蔵庫があり、必要な分だけ自由に飲むことができます。今回は、3時くらいの休憩では、お菓子セットも用意してくれていました。
デモなどのサンプル
今回のInsider Dev Tourで説明したデモなどのサンプルは
https://aka.ms/insiderdevtour-labs(英語)
にあるよって言っていました。このURLは「Insider Dev Tour」に参加していない人も自由に見れるようです。
アンケート
マイクロソフトのイベントでは必ずSurveyがあります。今回の「Insider Dev Tour」の参加アンケートに答えると、Insider Dev Tour Tシャツがもらえました。Surveyの結果は、来年も日本で開催できるかどうか影響するとのこと。
終了
18時過ぎに「Insider Dev Tour 東京」は終了しました。エレベーターを降りて、エントランスでこんな看板を見つけました。日本マイクロソフトは「働き方改革推進会社」です。たしかに、何回かニュースで見た気がします。あれっ、今日は日曜日だぞ。「会社の定休日に開催してもよいのかなぁ?」と思いましたが、この「Insider Dev Tour 東京」の参加者は個人参加の人も多いから、参加者を優先としたのでしょう。
最後に、日本マイクロソフトのエントランスを出たところの風景です。奥側は品川インターシティです。日本マイクロソフトがある品川グランドセントラルタワーと品川インターシティの間には「品川セントラルガーデン」という公園があり、そこには多くの木があります。なお、この公園以外は、まわりは高層ビルがいっぱいです。
以上、Insider Dev Tour 東京の報告でした。