前回の投稿で、Adventurer3を修理するための修理部品の選定までおわりました。実際の修理作業です。
購入したパーツ
修理のために購入したパーツは以下の通りです。値段は2022年7月時点です。
- エア チューブ ジョイント固定パーツ (1,100円 税込)
- (従来型)エア チューブ ジョイント (1,100円 税込)
- 新型エア チューブジョイント (1,100円 税込)
- エア チューブ (1,100円 税込)
FLASHFORGEのオンラインストアでは、これらはすべて同梱不可商品となっています。そのため、オンラインストアでの発注時には、それぞれ個別に決済する必要があります。550円税込 の送料も、個別に加算されます。
しかし、オンラインストアの注意書きにある通り同梱不可商品同士は、同日の注文であればまとめて発送してくれます。そして、送料は1個分に修正してくれます。同梱不可商品を購入するときは、同じ日に購入すると送料がお得になります。
エアチューブジョイントが新型と従来型の両方を購入しました。新型は一度セットアップすると壊れそうにないですが、何かあった時のチューブの取り外しが煩雑です。そのため、従来型のエアチューブの外しやすさも捨てがたいです。
というわけで、同時購入であれば送料も一回分で済むため、新型、従来型の両方を購入しました。従来型を使ってみて、また、留め具のところが壊れるようであれば、新型を使おうと思います。
エアチューブに関しては、先端をカットして再利用できそうではありますが、長さが足りなくなることを想定して、念のための購入します。
実際に届いた商品は以下です。
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組み立て
修理部品が入手できたので、組み立て修理します。
まずは、エアチューブは先端をカットして再利用、チューブジョイントは購入した従来型を使い修理するので、使う部品は以下の二つです。
- エア チューブ ジョイント固定パーツ (1,100円 税込)
- (従来型)エア チューブ ジョイント (1,100円 税込)
ファンの取り付け
ファンは、配線の端面を上にして隙間にはめ込みます。ファンの向きは、ファンの仕様が書いてある面側をヘッドの内側になるようにします。
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ファンはネジなどでは特に固定しません。この後、このファンの上にチューブジョイント固定パーツを取り付けますが、固定パーツがファンを固定する役割を兼ねます。
チューブジョイント固定パーツの取り付け
ファンを設置したあと、チューブジョイント固定パーツを装着します。ファンのケーブルは、写真のように固定パーツの切込みから出しておきます。
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この状態で、左奥のネジ穴と右側中央のネジ穴をネジで固定します。手前中央のネジ穴は、この時点ではネジで固定しません。このネジ穴は、ヘッドの上部ケースを取り付けた後に、最後にケースの外から固定するためのネジ穴です。
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次にヘッド基板をネジで固定します。奥と手前の二つのネジで固定します。
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チューブの準備
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修理前のチューブは、先端に傷が入っていました。今回、傷があるのは先端の1cm程度であるため、先端の傷があるところを切り取ることで、再利用します。
切り取ったことで、長さが足りなくなりそうであれば、購入した新品のチューブに交換することにします。
切り取る前は、右の写真のように、ジョイントチューブの爪が引っかかる部分に傷があります。
先端を1cm程度切り取ったのが次の写真です。
切り取った後は、チューブの長さについて問題ないかを確認するために、プリントエリアの左側の端までとどくかを確認しておきます。1cmくらい切ったぐらいでは、届かなくなることはなさそうでした。
また、従来型チューブジョイントを使う予定なので、組み立てる前に、チューブをチューブジョイントに差し込めるか、黒い部分を押して抜けるかを確認します。
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チューブジョイントの取り付け
チューブのチューブジョイントへの接続が問題ないことを確認したら、チューブジョイントをチューブジョイント固定パーツに取り付けます。
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リボンケーブル(FFCケーブル)の取り付け
次に、リボンケーブル(FFCケーブル)を接続します。ヘッドの上部カバーを固定してから最後に取り付けてもよいのですが、ヘッドの上部カバーを固定する前の方が、リボンケーブルを接続しやすいので、上部カバーを固定する前にリボンケーブルを接続しました。
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上部カバーを固定する前にリボンケーブルを接続するときは、上部カバーにリボンケーブルを通してから、接続します。
リボンケーブルは、垂直にしっかりと差し込みます。ここで、リボンケーブルが傾いていたりすると、接触不良になるので、まっすぐになっていることを確認します。下記の写真の青い部分の幅(写真では上下方向の長さ)が左端から右端まで同じになっていることを確認します。
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反対側からも垂直に挿入されていることを再確認します。
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上部カバーの取り付け
上部カバーを取り付けます。
いくつか爪があるので、確実にかみ合っていることを確認します。確実かみ合っているかは、横から見て上部カバーと下部カバーの境目に隙間がないことを確認します。
しっかりかみ合っていることを確認したら、3Dプリンターに付属していた六角レンチを使ってネジで固定します。
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最後にチューブをチューブジョイントに差し込み修理は完了です。
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テスト印刷
組み立て後にABSフィラメント使ってテスト印刷してみました。ほぼ最大印刷サイズでの印刷です。特に問題なく印刷できました。
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以上、3DプリンターであるAdventurer3のチューブジョイントの修理の投稿でした。